猫だから

2004年9月。
変な模様のあんまり可愛くない子猫が迷い込んできた。
予想通り溺愛する自分にあきれつつ。

うちの子宣言?

2011-11-29 19:11:00 | 
朝早くに目を覚まし、ぼーっとしたままトイレに起きた。

開け放した押入れの中で猫が寝ているのを確認し、トイレから戻って再び布団へ。

起きるにはまだ早いのだ。

うとうとしていると階下から猫の鳴き声。

この声は、うちの猫。

ちょっと待てよ。

押入れで寝ている猫の鳴き声がなぜ、階下から聞こえる?

起きて押入れをよく見ると、よその猫。

あんたは・・・

見知らぬ猫が寝ていた、と言いたいところだがよく知っている猫である。

うちに勝手に出入りしてご飯を食べてく猫の中で、一番懐こい。

うーん、ついにここまで。

思い起こせば一ヶ月前。

いつもは夜遅くに来るこの猫(通称ドラ)が、珍しく18時半頃やってきた。

いきなり部屋に入ってくると、咳やくしゃみの連発。

あんた、風邪引いたの。

思いっきりくしゃみをかけられた手を見ると血痰。

血!

もうわたしは、パニックである。

近所の病院に電話をかけ、かごに詰めて連れて行った。

その猫が心配というのもあるが、もしも伝染性の病気だったら

うちの猫も、出入りする猫もうつる危険があるわけだ。

なんだか分からないまま放置するわけにはいかない。

ドラは病院でもおとなしく体温を測られ、暴れもせずに診療を受けた。

「XXですね」(忘れてしまった)

人間で言えばインフルエンザのようなものだそうだ。

じゃ、他の猫にうつりますか。

うつる確率は高いですね。

参った。

しかし伝染性はあるものの、よほど悪化しなければ生き死にに関わるほどのことはないらしい。

もっともどんな簡単な病気だって、体の弱っている者には命取りになるのは人と一緒だ。

で、治療は注射と投薬だという。

投薬といっても、毎日来るわけじゃないし、定期的に飲ませるのは難しいんですが。

というと先生は、じゃあ2週間効く注射がありますよという。

結局それをお願いしたのだが、しかしこの選択は正しかったのだろうか。

もしも他の人が同じようにこの猫を病院に連れていったら

二重に注射を打たれることになる。

わたしはとんでもないことをしてしまったのだろうか・・・

と、三日ほど気が気ではなかったが、注射から三日目にすっかり直って

ガツガツ餌を食べに来たのでホッとした。

幸いうちの猫に風邪はうつらず、他の猫も元気にしているようである。

しかし。

ドラがうちに来る頻度はあれ以来高くなった。

飼ってやれないのに中途半端に面倒を見るのは偽善かもしれない。

だが、猫は天下の回りものと言うし。(言うか?)

うちの猫と仲がよければ飼ってもよいのだが、ものすごく仲が悪い。

というより、うちの猫が一切よその猫を受け付けない。

一匹狼のような猫である。

どうしたものだか。