猫だから

2004年9月。
変な模様のあんまり可愛くない子猫が迷い込んできた。
予想通り溺愛する自分にあきれつつ。

きっといつか

2022-03-08 15:08:33 | 
新聞で高校生の投稿を読んだ。

飼っていた動物に、つらい治療を受けさせたことを後悔する内容だった。

病院が嫌いなのに連れて行ったこと。

腹水がたまったのを針を刺して抜いたこと。

最後を家で看取れなかったこと。

ほぼ、わたしと同じだ。

だがきっと、投稿者も分かっていたと思う。

そうしなければしなかったで悔いが残ったであろう事を。

ベストな選択ではないことが分かっていても

治療に一縷の望みをつなぐしかなかったことを。

自分を責めても後悔しても、取り返しがつかないこと。

一緒に暮らした日々がもう戻っては来ないということ。

どんなに輝かしい時間をくれたかということ。

何年経っても、今だって泣けてくるんだ。

その子は苦しみの中にはいないんだと思うことでしか

安らかな気持にはなれないと、いつかは気づくから。