札幌にある寿司屋のうち、5本の指に入ると言われているらしいこの店は、私の家からはそう遠くない所にあります。
夫と娘と3人で行ってきました。
予約してからいきます。
何故か平日なのに今日はとても混んでいて、御座敷を予約しておいてくれました。
仲居さんに尋ねたら、この時期は本州からのゴルフ客が多いので、夜は混んでると言うことでした。
私はお寿司がとても好きです。
普段は娘と二人、回転すし屋さんに行きます。
お好みで何でも注文できますし、安いし気兼ねなく食べれます。
ここへは年に1,2回それもスポンサーが一緒の時しかこれません。
お部屋には季節の花が活けてあり、この花この間、教えてもらいました。
カライトソウというのですよね?
掛け軸には、”円”と書いてあります。
この辺は昔、この字を当てた”まるやま”と言ったからでしょうか?
雪見障子からは小さな中庭がみえます。
中々風情のある趣です。
私にはちょっと冷房が利きすぎていて…
お料理が運ばれてきました。
まず、サラダ
次はお刺身
器がぽっこりしていて温かみがあり落ち着きがあって良い感じです。
おすしが運ばれて来ました。
左から、タイのコブ〆、マグロ、ホタテ、時シラズ、さんま、ツブ、イカ、ボタンエビ、です。
一握りずつ、繊細なお味です。
いかとさんまが特に美味しかったです。
いかは、湯引きしてあり切り口が波のようにみえます。
ここは後から
イクラとウニが別皿で来ます。
私はウニが嫌いなので食べた事ありませんが、娘は口に入れると溶けちゃうんだそうです。
温かい味噌汁が来ました。
具はナメコと豆腐でした。
身体が冷え気味の私には何よりでした。
最後に
卵とアナゴが…、でも半分以上食べてから気付いて
食べかけで、すみません
でもこの卵の焼き具合、みてほしかったのです。。
この卵は、エビのすり身と卵を良くかくはんし3,4時間かけて、じっくり焼くそうです。
カスティラーのようにしっとりとしていて、甘すぎずフワフワしていて美味しかったです。
お寿司の締めは、卵やアナゴなどの煮もので終わるものといいます。
このコースは食べる順序が望ましい順番に運んできているんだと思います。
最後に小豆のシャーベットを頂きごちそう様~
たまにはこんなぜいたくも良いかなって思います。
帰ろうとしたら玄関のタタキに、つくばいが、ありました。
お茶の心のおもてなしをとても大事にしているのだなって感じました。
食事が終わり表に出たら、もうすっかり夜でした。
看板を写していると、送りに出てきた仲居さんが、
その看板の字は、平山郁夫氏の書いたものだと言います。
ええっ、あの平山郁夫画伯ですか?
ホントだ、”郁夫”って書いてある。
何でも、社長と40年来の友人だったそうな。合掌
平山郁夫の青い色使いの絵画が好きで、いつ観ても心が落ち着き、
リトグラフで良いから一枚欲しいなって思っている私です…。