88グリーンビートル

活動内容や、案内

滋賀 ガーデニングの旅 ローザンベリー多和田

2024年08月17日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る

滋賀の庭園 ローザンベリー多和田


 
昨年の秋、作業中にチェンソーで、指を傷つけて、予定していた1月の旅行をキャンセルしました。

それ以来、愛知県の、デンパークと、なばなの里、それと「花博2024」に出かけただけで、ほとんどどこへも行かないまま、暑い夏を迎えてしまいました。

予定では、この夏は、涼しい北海道へ行くつもりでした。

しかし、あまりの暑さに腰が上がらず、何のも予約もしないまま、日にちが過ぎて、しまい、そんな中で、8月に入ってから、昨年旅先で勧められた、滋賀県にある、イングリッシュガーデン「ローザンベリー多和田」を訪ねることにしました。

滋賀県と言っても、名古屋から車で2時間もかからない距離で、日帰りで行くことのできる、イングリッシュ・ガーデンです。

これは後で考えたことですが、北海道のガーデン街道、7つのイングリッシュ・ガーデンに因んで、私が勝手に選んだ「東海イングリッシュ・ガーデン」 に、ここを加えると、ちょうど7つになります。

①  なばなの里 【三重/長島町】
②  デンバーク 【愛知/安城市】
③  浜名湖ガーデンパーク 【静岡/浜松市】
④  花遊庭 【愛知/豊田市】
⑤  名古屋港ワイルドフラワー・ガーデン 【愛知/名古屋市港区】
⑥  ぎふワールド・ローズ・ガーデン 【岐阜/可児市】
⑦  ローザンベリー多和田 【滋賀/彦根市】

米原ICから車で10分ほど山の中に入ると、ローザンベリー多和田の駐車場に着きました。


ここは、羊をモチーフにした、ニュージーランド式イングリッシュ・ガーデンのようで、庭を見るというより、家族で来て、汽車に乗ったり、羊に触れたり、バーベキューを楽しんだりする、そんな施設でした。
 

暑い盛りに来た私が悪いのですが、バラも見頃をすぎていたし、広々した園内も、特に見るべきものはなく、そういう意味では、物足りなかったかな、と思いました。


6000歩ほど歩いた後、レストランのテラスでのんびり食事をして、ガーデンを後にしました。


宿根草の庭


写真 本来は放牧の羊を囲うための石塀




【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る



静岡 浜名湖花博2024

2024年08月17日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る

静岡の庭 浜名湖ガーデンパーク 「浜名湖花博 2024」




 
今から20年ほど前に開催された花博に、造園組合から見学に行って以来、数回は訪れています。

何しろ5年ほど前までは、今ほど花壇に関心がなかったので、覚えていることと言えば、高い塔の上から、パーク全体を眺めたこと、船着き場から遊覧船に乗ったこと、世界の庭、とりわけ中国やネパールのちょっと変わった庭をみたこと、デイゴの木がたくさん植わっていて、花が満開だったこと、まあそんなことを断片的に覚えているくらいです。

だが、今回は違いました。

5年ぶりに訪れた、浜名湖ガーデンパークは、花博の会場になったこともあって、5年の間に花の知識で武装した私の目を十分満足させてくれました。

一つ計算違いだったことは、私が訪れたのは、連休前の平日でしたが、思ってたより人が多く、そのため園内のレストランの列もなかなか進ます、ついに食事をあきらめました。おかげで空腹を我慢して、同じところをもう一度歩きました。

今回の見どころは、3つありました


(1) 「ふれあい花壇」。

県民参加型の花壇で、レンガで仕切られた区画内に、花壇愛好家グループが、開催時期に合わせて準備し、思い思いに作品をつくるというものです。これはすてきな発想だと思いました。

開催期間の中心が5月の連休ということもあって、どのグループも同じ花を使うことになってしまい、会場全体が一つの大花壇をいう感じでした。

どの花壇もきれいで、こじんまりまとまっており、この紙面ではできるだけ多く紹介させていただきました。




































(2) 「フラワーガーデン・コンテスト」。

案内によると、全国26のガーデニング業者や、ガーデナーが腕を競うというものです。

こうして、出来上がった作品を見させていただくと、自分の力量がよくわかり、だれもが、出てみたくなるのではないかと思いました。そういう意味でも、こういうコンテストがあるのは、造園界にとっていいことだと思います。




















小学校も特別参加



記念庭園「汽水園」 石原和幸氏監修











(3) 「花の美術館」。

最初の花博を開催したときに造った、モネに因んだ庭園とかで、スイレンや、バラの大アーチが有名です。

年々庭園が進化してしているそうですが、その辺のことはよくわからないけれど、整備された落ち着きのある、美しい庭園です。



































【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る



長野 ガーデニングの旅 あとがき

2023年09月02日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る

長野の庭 あとがき

計画を立てる際、私なりの旅費の計算式があります。

全日程×20000円-10000円(最終日の宿泊費)+現地までの往復交通費

海外も含めて、ほとんどのケースがこの計算式の範囲で収まります。

つまり、今回の長野行きのように、自分の車で行けるような所は、飛行機や、鉄道、船などの交通費がかからない分、安い費用で旅行できます。

さて、4つのイングリッシュ・ガーデンのほかに、訪れた施設を、まとめて紹介します。

(1)柿其(かきぞれ)渓谷

木曽の山村の風景を見るため、立ち寄りました。






きれいな沢です。車を降りて、つり橋を渡り、牛の滝までいきました。岩に囲まれた滝壺は水が青く澄んで、泳げたら最高のところです。。

周辺は、ゼンマイやワラビの他、いろいろなシダが茂っていました。

(2)栂池自然園

ロープウエイを2回乗り継いで、標高2000メートル近くまで一気に登ります。

木でできた桟道を歩きながら、湿地帯の水芭蕉など、高山性の植物が観察できました。












(3)松本市立考古博物館

松本市の南部地域は、古墳が多く、縄文時代の遺跡の宝庫です。

縄文人もこの地が気に入ったとみえて、何千年もの間、人々が住んていたようです。

今、縄文時代が脚光をあびて、本もたくさん出ています。

縄文時代の何がいいかといえば、まあ私流の解釈をすれば、ごつごつした土着の日本人の風貌と、土器にしても、土偶にしても、芸術性が高く、例えば、煮炊きをするだけの器なら、何もあんなに飾らなくてもいいのですが、何かこう遊び心というか、原始人とは違う精神文化の豊かさを感じる、おもしろい時代だったと思います。

弥生時代については、ほとんどの人がそうだと思うけど、あまり魅力がなく、学校で習ったことくらいしか知りません。興味がわかないので弥生時代の展示はスルーです。

現在松本市立博物館の完成が近いと聞いていますが、おそらく縄文時代の展示が中心の博物館になるのではと期待しています。

(4) 松本市美術館

旅の中休みで、車はホテルにおいて、松本駅前を散策しました。

暑くて入った喫茶店でしばらく休み、バスが来たら乗ろうと、美術館に向かって歩いていたら、ほどなく美術館についてしまいました。

美術館を囲む石垣






草間弥生特別展をやっていました。多分ものすごく有名な芸術家だと思いますが、名前は耳にしたことがあるような、ないような程度の知識で、申し訳ありません。

作品をみてまわって、どぎもを抜かれました。

よくまあ、あんな発想がわいてくるものだと思いましたが、とてもコメントできません。ただ、びっくりしただけです。


唯一、写真撮影が許されている、かぼちゃみたいな造形物だけ、シャッターを押したのがこの写真です。

(5) 松本城 (参照:ブログ・松本城と石川数正

(6) 原田泰治美術館

ある朝、自宅のテレビの前を通り過ぎようとしたとき、「あの人に会いたい」の画面に、原田泰治さんの話している姿が映っていました。

「えっ?」

ということは、亡くなられたのかな? 前年、美術館の受付で、聞いた時には、元気に活動されているようでしたので、驚きました。画伯が美術館に立ち寄られたときに、さらさらっと描かれた絵が、受付の後ろにピンでとめてありましたが、今回はテーブルクロスに描かれた違った絵に代わっていました。何かを待っているときに、目の前のテーブルクロスに、同じくさらさらっと描かれた絵だそうです。今思うと、その絵の写真を撮らしてもらえば、よかったのに残念です。農家の庭先に鶏が三匹遊んでいるすごく味のある絵でした。

今回は、二つの展示室全部が、原田泰治の作品で埋められていました。かなりの数でしたので、見て歩くのに時間がかかりました。

帰り際に、再び受付でいつも不思議に思っていたことを、尋ねました。

「原田泰治の絵に描かれている建物は、みんな傾いていますが、どうしてですか?」

【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る

長野 ガーデニングの旅 軽井沢レイクガーデン

2023年08月30日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る

長野の庭園 軽井沢レイクガーデン

軽井沢の地は、初めて訪れました。高原の木立の中に点在する別荘地で、レイクガーデンは、その一画にありました。

ガーデンの散策路が、広い敷地の大部分を占める"レイク"を囲むように伸びており、二つの小さな島は、ローズガーデンになっています。バラで有名なガーデンだそうで、春から初夏の季節は、多くの見学者でにぎわいそうです。

スケッチをしたいと申し出ると、どの地点でスケッチするか届け出が必要で、そのためにはスケッチポイントを見るため、まずガーデンを一周しなければならず、まあそうまでしてスケッチをしたいわけではないので、見て回るだけにしました。



バラ園














ところで、ガーデンの周囲の境界に沿って大きな別荘が建ち並んでいます。当然それぞれの別荘には広い庭もあります。建物側から見ると、その庭の奥に、低い小さな木の扉があって、住人の人たちは、それぞれの扉を開けて、レイクガーデンに自由に出入りできます。言葉を換えて言えば、別荘の奥庭が、レイクガーデンです。こんな贅沢な庭が持てる人は、王様くらいなもので、面白い発想だなと思いました。


扉から道沿いに、この散策路に出ます。すぐ目の前に、“レイク”が広がっています。(感覚として、湖というには小さく、池と呼ぶには大きいので、名前通り、”レイク”としました。)











【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る




長野 ガーデニングの旅 バラクラ・イングリッシュ・ガーデン

2023年08月29日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る

長野の庭園 バラクラ・イングリッシュ・ガーデン


ガーデンの端に、ヤブレガサが数株あります。これを見るのが楽しみになっています。


日本で唯一イギリスの王立園芸協会から認定された・ガーデンでは、定期的にイギリスから講師を招いて、寄せ植えの講習会が開かれています。







庭に囲まれた、こぎれいなレストランで、昼食をとりました。

メニューの中に懐かしいフィッシュ・アンド・チップスがあったので、それと一緒にイギリスの飲み物ジンジャー・ビールをたのみました。

イギリスは、これといったおいしい料理のない国で、日本人旅行者の口に合うのは、これしかないというのが、このフィッシュ・アンド・チップスだそうです。タラをふわふわぱりぱりに揚げたものに、ポテトチップスを山のように盛り付けて出てきます。まあ、スーパーで売っている,100円くらいのアジのフライみたいな味です。イギリスに行くときは、すしパックや刺身などについてくる、小袋の醤油をいくつか持っていくといいよと、アドバイスをもらったことがあります。



【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る