88グリーンビートル

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足立美術館

2016年07月26日 | 日記
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足立美術館の庭園

庭師仲間4人で、島根県にある足立美術館の庭園を見に行きました。





日本の庭園ランキングで、10数年1位をとり続けてきたこの庭園は、当然私たち庭師の間でよく話題になっていました。小牧空港からの便がなくなってから、訪れる機会がないまま年月が経ちましたが、近年出雲空港への便が復活したので、今回の旅行になりました。

旅行から帰って、仕事先のお客さんに足立美術









旅行から帰って、庭の仕事先で足立美術館の話をすると、ほとんどの人がみんな行っていて、なかには季節ごとに庭を楽しみたいので、何度も出かけたという話も聞きました。行ってないのは、余裕のない私たち庭師だけのようでした。

いくら写真をみて、知っているつもりでも、実際に庭の前に立つと感動が全然違います。これだけの広大な庭を造ったことは言うに及ばず、その庭を隅々まで手入して、維持管理されているところが、余人をもって代えがたいというか、とてもまねのできることではないと思いました。因みに日本の庭園ランキング2位は、桂離宮庭園で、3位以降は年によって評価が変わっているようです。

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庭師のブログ(12) 出雲の旅

2016年07月22日 | 日記
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(第12話) 出雲大社

旅行社の店舗の店先に、様々なツアー募集のパンフレットが並べられているのをこれまでよく目にした。国内旅行、海外旅行いろいろあるが、今回生まれて初めてそういったツアーのひとつに参加した。

「足立美術館、出雲大社2日間の旅」で、玉造温泉に一泊して、航空賃を含めた旅行代金がなんと3万円の安さである。このブログを読んでいただいているみなさんにとっては、珍しくもなんともない話だけど、私にとってはどうにも不思議な値段だった。世の中、安い物には裏があるとしたものだが、そんなものは何もなかった。添乗員さんも親切で、

「安すぎるー」

と、参加者のみんなは口には出さないけど、顔には出していた、

バスの運転手さんは、予定外の松江城や、出雲大社駅をまわってくれた。この駅がなんとも素晴らしかった。全国から出雲大社にお参りに来た人の終着駅で、

いーつついずものおおやしろおー

と高らかに歌いながら(私の想像)、昔の人はこの駅から、出雲大社に向かって行った光景が目に浮かぶ。



出雲大社を一巡りしたあと、添乗員さんの勧めで、ひとりで出雲大社に隣接する、古代出雲歴史博物館に行った。バスの出発時間があるのでゆっくりはしてられなかったが、せわしく一通り見て回った。

巨大神殿の模型が大変おもしろかった。現存してないので正確なところはわからないが、48メートルの高さであったと言われている。神殿を支えるスギの柱が、3本一組で結わえられ、柱の直径が1.3メートルに達していたという。階段をのぼっている白装束の神官(写真)から比較すると、びっくりするような高さである。運んでくるだけでも大変だのに、当時はそんなスギが、近くにいくらでも生えていたのだろうか。



時間がないので、博物館をでて急ぎ足でバスの待っている広場に到着した。バスにはもう人がいっぱいいたけれど、私は買いもしないお土産屋をのぞいて時間をつぶした。

けれど、もとよりお土産には興味がなかったので、バスにもどった。違うガイドさんがドアに立っていたが、気にせず通路を奥に進んだ。私の席は後部だったが、いやに混んでいる。野球帽を被ったKさんがこちらを振り向いた。

Kさんではない。

よくみると仲間のSさんも、Tさんもいない。ひょっとしたらバスを間違えたかなと思って、あわてて降りた。バスの表示を見ると、何々様御一行とあった。私のバスは、びゅーびゅーツアーとか、確かそんな名前だった。
バスは、この一台しかなかった。まだ来ていないのかなと思ったけど、少し心配になって、Sさんに携帯電話をかけた。

今、目の前の‘コーヒー屋’にみんなでいるということだった。

えっ? 見渡しても、お土産屋はあっても、喫茶店など近くにみあたらない。重ねて聞いた。どうも違う駐車場にいるらしいこがわかった。ここにきて、はじめてあわてた。通常なら少々の遅刻は許されるけど、飛行機の出発時間があるので、それに間に合わなければ、ツアー参加者みんなにたいへん迷惑をかけることになる。

小走りに道路に出て、駐車場がどこにあるかもわからず歩いた。

(ここからの話は、作り話と思われるかもしれませんが・・・) 

この一部始終を、天上から見ていたオオクニヌシノミコト(その昔、白ウサギを助けたことがある)は、あわれに思って、タクシーの運転手に姿を変え、私の前を通りがかった。そうとは知らず、私は、タクシーの運転手さんに事情を話し、それと思われる駐車場につれていってもらった。既にバスは待っていた。

助かった。先ほどの参詣でお賽銭が少なかったことを恥じ、「お釣りはいいです」 といって、タクシーを降り、その後、無事空港に着いた。                                                
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石垣 島根

2016年07月01日 | 日記

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足立美術館にいきました。

この3枚の写真は、道中街中を散策しているときに、撮ったものです。島根の人たちは、庭への造詣が深く、特にマツを大切にする土地柄と聞いていました。それを支える庭師や、庭に携わる職人の技も素晴らしく、この石組みをみただけで何もかもが分かるような気がします。


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