88グリーンビートル

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長野 ガーデニングの旅 ラカシア・ナチュラル・ヒーリング・ガーデン

2023年08月27日 | 日記
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長野の庭園 ラ・カシア・ナチュラル・ヒーリング・ガーデン





白馬から松本に向かう途中、大糸線でいえば、安曇沓掛駅のすぐ近くにあります。田舎の小さな駅ですので、駅の近くといっても、周囲に家がちょこちょことある程度で、他に何もないところです。

ラ・カシア・ガーデンについてみると、建物も、庭も何もかも真新しく、聞けば今年オープンしたとのことです。ガーデンの前身はこれまであったそうですが、改装というより、前の庭の上に全く新しいガーデンをつくった感じです。










遠くに見える建物の屋根が、研究開発室です。植物の香りで、癒されるガーデンということで、敷地内には、研究開発を兼ねた小工場があり、植物から抽出した精油を、自分の好みに合わせてブレンドし、香りを楽しむ体験ができるそうです。





ここ安曇野も、北アルプスの豊富な雪解け水が湧き出て、小川や池に澄んだ水面を創っています。




ロックガーデン













設計も、植栽も、申し分ないのですが、惜しむらくは、構造物の素材、特にガーデンに味と深みをを持たせる石材の使用が、安直に過ぎた感があります。

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長野 ガーデニングの旅 コルチナ・イングリッシュ・ガーデン

2023年08月26日 | 日記
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長野の庭 コルチナ・イングリッシュ・ガーデン

ホテル

昔のことですが、夏のシーズンを白馬で過ごしていた時期があります。

その後白馬はどう変わったかなと、時々懐かしく思い起すのですが、最近になって、白馬にイングリッシュ・ガーデンがオープンしていると知り、それが今回の長野行きのきっかけとなりました。


コルチナ・イングリッシュ・ガーデンは、ホテルの後ろがスキー場のゲレンデになっており、その左サイドにリフトに沿ってガーデンが広がっています。本場イギリスのガーデン・デザイナーの設計だそうです。






白馬岳の雪解け水が、小川となって、ガーデンの中を流れています。流れに沿って、ギボシが生えています。イングリッシュ・ガーデンには、ギボシは欠かせません。




シダもいろいろ生えていますが、メインのクサソテツ以外名前がわかりません。

シダギボシ








アジサイも数多く植えられていました。


イングリッシュガーデンらしくなる、小端積み。





ハワイでも目にしましたが、溶岩が貼られた壁面から、石が抜け落ちたり、剥がれ落ちたりしています。ホノルルの一流ホテルでも、そんな光景をよく目にしました。ちょうどこの写真もそうです。しかも、それを補修した部分が、余計みっともなくしています。左官職人や、タイル職人は、石を張ろうとするので、モルタルの接着力に頼ろうとしますが、石工や庭師なら、壁面に沿わせて、石を積むので、抜け落ちることはありません。立派な建物なのに、惜しいと思いました。




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長野 ガーデニングの旅 はじめに

2023年08月22日 | 日記
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長野の庭 はじめに



夏の猛暑が続く中、昨年は北海道へ逃げていきましたが、今年は特に予定を立てておらず、そうこうしているうちに、7月を迎えてしまい、具体的な計画もないまま、隣の長野県に行くことにしました。

隣とは言え、長野県は、北アルプス、中央アルプス、南アルプス,八ケ岳連峰と、山ばかりある県で、多少暑さもしのげて、この時期ガーデニングの勉強にはよいところです。。

しかし、宿泊先を探すのが、少し遅かったようで、8月4日以後は、どこのホテルも部屋の空きがありませんでした。その結果、一週間の旅になってしまいました。

長野に行くにあたって、今回は朝ドラの槙野万太郎みたいに、植物のスケッチをすることにしました。

出発前にスケッチブックと、36色の色鉛筆を買ってきました。

訪れた先のガーデンで、草花の前でしゃがんで絵を描いていると、色々な人が声をかけて下さり、中には、スケッチしているところを動画で撮らしてほしいという人もいました。

普通、ひとり旅をしていると、一日誰とも話さないことが多いのですが、今回ガーデンで声をかけてくださった人は、園芸好きの人が多く、
話がはずみました。

これでまた、旅の楽しみ方が増えました。

植物を見たまま正確に描くということは、色々新しい発見があります。

葉のつき方とか、茎の分かれ方とか、これまで適当に描いていたのを、虫の食い後まで忠実に描いていると、種類ごとに個性が感じられるようになります。

今回の旅では、ガーデンのほかに、4つの美術館と、縄文考古館も見て回りました。そのほか、松本城の石垣もじっくり見て、まあまあ充実した一週間の旅でした。

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2回目 シンガポールの庭園

2023年08月21日 | 日記
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シンガポールンの庭園





(1) チャンギ国際空港庭園

シンガポール空港は、乗り継ぎ便の乗客が多く、空港ターミナルの出発ホールは、旅行客でいっぱいです。

搭乗ゲートは3つの路線を走るスカイトレインに乗って、ターミナル間を移動します。

そして、宇宙の街に来たかのようなホール空間は、きらびやかな店舗や、レストランが立ち並び、公園を思わす中小のガーデンがいたるところに点在しています。鉢植えを並べただけの、空港とは大違いです。






















空港の手荷物預かり所に、旅行ケースを預け、身軽ないでたちで、勝手知った地下鉄MRTに乗って、リトルインディアのホテルに向かいました。夕食がまだなので、ホテルの近くの小さな中華風のレストランに入りました。席に着こうとすると、なぜか店主がいる奥の小さな部屋に案内されました。

ビールと大盛のチャーハンを食べながら、店主と1時間ほど話し込んでしまいました。食べきれなかったチャーハンは、花かつおをたっぷりのせて、翌日の弁当にしてもらいました。

翌朝は、バスで植物園のブキティマ門前まで行きました。


(2)シンガポール植物園







植物園は広いので、門が4つもあります。

ブキティマ門からスタートし、最初はエボリューションガーデン(植物の進化)に来ました。

① エボリューション・ガーデン





まだ地上には植物は生えて居ません。




川から藻が進化したコケが地上に進出します。








シダに進化してきます。






ヘゴや、リュウビンタイなどの大型シダは、いまも生き延びています。




ソテツの全盛時代を迎えます。




ナンヨスギの仲間などの針葉樹から、やがて城亜紀に移っていきます。

植物の進化を道沿いに歩きながら、恐竜時代を体感できます。初めのうちは現存しない実物大の人工植物ですが、シダ、ソテツが登場してくると、トロピカルな雰囲気が出てきて、古代に迷い込んだようです。針葉樹の時代に移ってくると、赤道直下のシンガポールでは、日本のように、マツ、スギ、ヒノキが当たり前のように生えている気候と違い、苦労があったのではないかと思います。


② オーキッドガーデン

次に、洋ランで有名なオーキッドガーデンに着きました。以前来たときは、花壇に興味を持ち始めたころだったので、花の名前もよく分らなかったのですが、今回はなじみの花も多く、見るのにも力が入りました。
















③ シダ園

オーキッドガーデンを出て、しばらく歩くと、本命のシダ園に着きました。オオトカゲが、シダに覆われた細い通路をのしのし歩いておりました。


















ここで花かつおチャーハンの、昼食をとりました。

植物園はまだまだ多くのガーデンがありますが、午後の予定があるので、タングリン門を出て、そこから地下鉄で、ガーデンず・バイ・ザ・ベイに向かいました。

(2) ガーデン・バイ・ザ・ベイ

ここには、有名なスーパーツリーグローブなどがありますが、私の目当ては、二つの巨大温室です。特にクラウドフォレストは、天井までの高さが、35メーターもあり、エレベーターで上まで登って、歩いて見学しながら下りてきます。

① フラワー・ドーム





















② クラウド・フォリスト
















名古屋市くらいしかない小さい国なのに、ガーデンは言うに及ばず、巨大な施設や、建造物がいっぱいある、不思議な国でした。

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2回目 ロンドンの庭園(6)あとがき

2023年08月17日 | 日記
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ロンドンの庭 あとがき

ロンドンに行く前に、こんなことを考えていました。

日本でも行われているような、園芸の講習会に参加して、イギリスの園芸好きな人たちと、一緒に机を並べるというものです。

少し調べてみたのですが、私のロンドン滞在の日程とずれていたり、継続して受講するものだったりして、適当なのがなく、今回は諦めました。

「まえがき」にも書いたように、何しろ手術前の半病人ですから、あまり欲張らず、今回の旅はチェルシーとコッツオルズにいければ、後は寝ていてもいいと思っていたくらいです。

それでも、大英博物館と、キュー・ガーデン、帰りの便では、シンガポールに一泊して、シンガポール植物園と、ガーデン・バイ・ザ・ベイを見て歩きました。

この4カ所は2回目になりますが、いずれも前回訪れた時、もう一度行きたいと思っていた施設です。

雨の多いロンドンだけど、5月だけはいい天気が続くと聞いていました。本当にその通りで、好天に恵まれた10日間の旅でした。

ただ、円高で、ポンドは前回の倍の180円に上がっており、参加費や、入場料など高く感じました。

(1)大英博物館










これは、ソテツとぶどうではないかと思う


これは、ヤシと兵隊だと思われる




【参照:前回の記事 大英博物館

(2)ロンドン自然史博物館




恐竜の卵から孵化している模型。当日は、『特別恐竜展」が開かれていて多くの小、中学生の団体で、賑わっておりました。最近は、どこの恐竜展に行っても、ティラノザウルスが、吠えたり、首や手を動かしたりしていますが、そのうち、動物園でゾウを見るみたいに、歩き回る恐竜たちを手すり越しに見られる日が来るかもしれません。そうなると、「ジュラシックの庭」作りに関心がある私の出番が・・・・・


(3) フルハム・パレス・ガーデン
ロンドンでは、2番目に古いガーデンです。高いレンガ塀に囲まれた中にあり、スケッチをしている人たちを何人かみかけました。












(4) ロチェスター城(ケント州)と近くの公園







聞いたところによれば,木を何本か束ねて植えたところ、長い年月でくっついて、一本の木のようになったとのこと。




(5) カンタベリー大聖堂 


【参照:ブログカンタベリー大聖堂

(6)キューガーデン(英国王立植物園)
















(7) 住宅地



















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