88グリーンビートル

活動内容や、案内

京都 国立京都国際会館

2021年04月06日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見


京都国際会議場 2018年に訪問 (記事は2021年)

国際会議場

京都盆地の北、岩倉宝ヶ池の側に、国際会議場ができたと聞いたとき時、あのあたりは、ミドリシジミや、アカシジミなど、ゼフィルス(ラテン語でそよ風の妖精/神様という意味)類の、蝶の宝庫だったなあと、妙に懐かしく思い出しました。

バスを降りて、まず目にしたのは、台杉の林立した広場です。

京都の庭を代表する高価な庭木を、ふんだんに使った前庭は、背景のいかめしい会議場の建物を和らげるのに役立っていうようでした。







背景の丸い建物は、国際会議場に隣接するザ・プリンス京都宝ヶ池ホテルです。


ホテルの中庭


【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見




姫路 姫路城/白鷺城

2021年04月04日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見


姫路城 (2019年8月に訪れる/記事は2021年)

この鳥瞰図は、明治の初期に描かれたものだそうです。空飛ぶ鳥の目で観た図ですが、お城があまりに高いので、鳥の目から観ると立面図になっています。勉強になりました。


姫路城は、サギが羽を広げたように見えることから、白鷺城と呼ばれています。












改修工事のため、しばらく行くことができませんでしたが、工事も終わり、真っ白で、きれいな城になったと聞いて、さっそく行ってきました。

昔はともかく、最近は城の石垣の方に興味のほとんどが移っていたので、入場料を払っても、お城の中に入って、展示品を見学することは、ほとんどありませんでした。二度行くことのないお城もあったので、今思うと惜しいことをしました。

この姫路城もそうです。

その代わり、石垣だけは、時間をかけてみて回りました。城も石垣も、どれだけ眺めていても美しく、写真もたくさん撮りました。











次の写真は、近年になって石垣を修復したのだと思いますが、そこに使われている1、2トンの大きな切り石が、どう見ても、コンクリートをはつって人工的に作った感じだったので、ある時造園業兼石屋のTさんに聞いてみました。

Tさんも何度か姫路城を訪れているので、即座に「それはないでしょう」、と言いましたが、気になるのか今度行ったとき見てくると言ってくれました。

でも私的には、コンクリートをはつったものでも、凝灰岩か礫岩か知らないけれど、岩ができる過程は似たようなものだし、そのうち年数がたてば、表面も風化して、専門家でないと見分けがつかなくなるだろうから、これでいいのではないかと思いました。





拡大写真


【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見



京都 竜安寺

2021年04月02日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見


京都 竜安寺 (2019年8月に訪れる。記事は2021年)

















竜安寺といえば、石庭です。

外国人向けのガイドブックに、どのように紹介されているのか知りませんが、いつ来ても外国人が大勢すわりこんで、石庭に見入っています。禅が、何か神秘的なものにみえるのでしょうか。

昔、当時は大勢の組合員がいた造園組合の研修旅行で、竜安寺を訪れたことがあります。

この石庭を見て、誰かがつぶやきました。

「これではゼニがとれんでかんわ」
「ほやのー」

時は、造園ブーム。

マツなんて、値段があってないようなもの。庭石に至っては、これはどこそこの石で、値段はいくらいくらしたということが、庭の良し悪しになっていました。

砂利の上に、そこら辺の石にしか見えない石を配置しただけの庭では、確かに請求書が書きにくい。

今回、有名な銭形蹲(つくばい)の前で、その謂れをじっくり読んで、初めて石庭とのかかわりを知ることができました。

まず、鉢に彫られた文字ですが、知らない人には、“五”以外の漢字は読めません。しかし、水鉢の口を利用して読むと、吾唯足知(吾唯足るを知る)という仏の教えになります。

足るということを知っている人は、心に富を持ち、足るということを知らず、すべてを手にしないと満足でいない人は、貧しい心を持つという意味です。西洋のことわざにもある、「持てば持つほど、欲しくなる」 というあれに似ています。

話を戻しますが、先ほどの石庭は、15の石からなっています。

ところが不思議なことに、どの角度から数えても、石は14しか見えない。どれか一つが、ほかの石の陰になるからです。

お釈迦様はこう言っています。「14の石が見えれば、それでもう充分だと思いなさい」



【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見





姫路 好古園

2021年04月02日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見


姫路城 好古園 (2019年8月に訪れる。記事は2021年)

昭和の時代に、昔姫路城の西側にあった、9つの武家屋敷跡に、それぞれを築地塀などで仕切り、9つの趣の異なった日本庭園を造ったのが好古園です。好古園の名前の由来もあるのですが、忘れました。






武家屋敷は、このような道を挟んで塀を連ねています。「客を乗せた駕籠が、月の照る夜道を、エイホエイホとやってきます。そこへ突如、黒頭巾で顔を隠した怪しげな浪人がバラバラっと現れて・・・」とまあ、池波正太郎の小説に出てくるような場所です。軒を連ねてと書きたいところですが、軒も建物もなく、門をくぐると、庭があるだけです。









ここで、お茶を一服いただきます。

























【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見