88グリーンビートル

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長野 笹離宮

2020年12月31日 | 日記
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長野の庭園 笹離宮





笹と竹は、別物であることは、なんとなく知ってはいましたが、調べてみると明確に違う大きな二つのグループに分けられています。

形態的な特徴の違いはもちろんありますが、それよりも、笹が日本固有のものだったとは知りませんでした。

一方竹の方は、アジア各地に自生しており、かの孟宗竹も、中国から渡って来たものだそうです。大体温かい地方にあるのに比べ、笹は日本の寒冷地に自生してるそうです。


園内には、120種の笹が植えられており、芝生のように見えるのも笹、その後ろに見える竹の林に見えるのも全て笹です。

諏訪に行くのだったら、笹離宮を見てくるといいというお客さんの勧めもあって、帰り道そちらに向かいました。

農道を迷いに迷って、やっとたどり着いたのは、工業団地の中でした。工業団地といっても、うっそうと茂った林の中に、ポツンポツンと、上品な工場が点在しており、人の気配も、車の姿もない、静かな環境の中に、笹離宮はひっそりと佇んでいました。











下の写真は、縄文時代の竪穴式住居とアイヌの住居を合体したような笹の葉葺き屋根の住居で、実用建築として近年までこの地方では使われていたそうです。


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長野 北八ヶ岳"坪庭"

2020年12月31日 | 日記
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長野 蓼科高原北八ヶ岳 坪庭



北八ヶ岳の“坪庭”は、奥蓼科のロープウエイを利用して、誰でも手軽に見学できます。

そして終点にある標高2200mの頂上駅に広がる坪庭は、横岳、天狗岳、蓼科山を登山する人のスタート地点でもあります。

ただ、私たち庭師が作る坪庭の概念からはかけ離れていて、坪庭というよりも、ふつうに自然庭園でいいのではないかと思います。でもまあ、大自然の中、溶岩と高山植物が織りなすこじんまりとした風景は、ここを訪れる人にとっては、坪庭のように一息つける場所かもしれません。







1時間の散策路は、同じような景色でしたので、同じような写真を載せておきました。高山植物がみられる初夏に訪れるといいと思います。








その日宿泊したホテルは、建物が谷川をまたいで渡り廊下でつながっており、そこから撮ったのが、下の写真です。この見えている部分だけを人工的に作ったとしたら、莫大な金額になるだろうなと思って、見入っていました。こうしてみると、日本はいたるところ、自然庭園で満ち溢れています。いい国に住んでいるなと思いました。


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長野 バラクラ・イングリッシュガーデン

2020年12月30日 | 日記
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長野蓼科高原 バラクラ・イングリッシュガーデン




蓼科高原に、ガーデンデザイナーの、ケイ山田さんが作った、本格的なイングリッシュガーデンがあります。英国王立園芸協会が認定した、アジアで唯一のイングリッシュガーデンで、設計は署名なガーデンデザイナーのジョン・ブルックス氏によるものだそうです。





つい2,3年前まで、イングリッシュガーデンにあまり関心がなかったので、知人に教えてもらうまで、長野県にこのような有名な庭園があるとは知りませんでした。 話を聞いてさっそく見に行くつもりでいたのですが、コロナ騒ぎで、海外はおろか、隣の県に出かけるのもはばかられる風潮で、どこへも出かけずに、半年自粛しおりました。

秋になって、GoToトラベルが叫ばれ、ようやく、国が旅行を後押しし始めたので、私も出かけることにしました。





今回は秋に出かけたので、ダリアが咲き誇っていましたが、次回はバラの季節に訪れて、本物のイングリッシュガーデンに触れてみたいと考えています。













庭の一角で、ヤブレガサを見つけました。


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