「シルミド」に続いて注目の韓国映画、「ブラザーフッド」を見てきました。
チネ7という200人規模の劇場で、8割の入りと、こちらも関心の高さが伺えました。
ブラザーフッドは、朝鮮戦争に投げ込まれた兄弟を通して、戦争を描く作品で、宣伝などで言われているような兄弟愛よりも、戦争、特に内戦の持つ、憎悪の拡大再生産と、朝鮮戦争の本質を描こうとした作品だと思えました。
戦闘シーンは、白兵戦を主体としたもので、戦争映画というと、空爆や機銃掃射といった攻撃するものと逃げ惑うものに分かれた描写が、どちらの側から描く場合であっても一般的なのに対して、この映画は戦争が生身の人間の行為であり、具体的な殺し合いであることを明らかに示していると感じられました。
また、白兵戦を主体に描くことで、国家の戦争が一人一人の憎悪の戦争に再構成されることも重要なポイントと考えています。
映像としての戦闘シーン自体は映像技術を駆使したものらしく、迫力があるというのでしょうが、私はそのような場に居合わせたこともないので、真実性があるのかどうかという点については何もいえません。
しかし、絵的にはあまり好ましいとは言いがたい、人工的な感じがしたことが少し心残りでした。
全体としては、戦争を考えるという点で一度ご覧になることをお勧めします。
チネ7という200人規模の劇場で、8割の入りと、こちらも関心の高さが伺えました。
ブラザーフッドは、朝鮮戦争に投げ込まれた兄弟を通して、戦争を描く作品で、宣伝などで言われているような兄弟愛よりも、戦争、特に内戦の持つ、憎悪の拡大再生産と、朝鮮戦争の本質を描こうとした作品だと思えました。
戦闘シーンは、白兵戦を主体としたもので、戦争映画というと、空爆や機銃掃射といった攻撃するものと逃げ惑うものに分かれた描写が、どちらの側から描く場合であっても一般的なのに対して、この映画は戦争が生身の人間の行為であり、具体的な殺し合いであることを明らかに示していると感じられました。
また、白兵戦を主体に描くことで、国家の戦争が一人一人の憎悪の戦争に再構成されることも重要なポイントと考えています。
映像としての戦闘シーン自体は映像技術を駆使したものらしく、迫力があるというのでしょうが、私はそのような場に居合わせたこともないので、真実性があるのかどうかという点については何もいえません。
しかし、絵的にはあまり好ましいとは言いがたい、人工的な感じがしたことが少し心残りでした。
全体としては、戦争を考えるという点で一度ご覧になることをお勧めします。
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