太った中年

日本男児たるもの

華僑のビジネス

2011-05-11 | weblog

リゾートワールド4Fにある中華料理店オールドペナン。

妻、娘とランチ。

絶品、海鮮チャーハン。

思わず「おまえは陳健一か」と言ってしまうほど旨い。

海老のダシが利いた本場のラーメン。スープに唸る。

但し、きしめんのような太麺が馴染めない。細麺なら完璧。

海老の餡かけ。既にチャーハンとラーメンで3人は満腹。

テイクアウトで晩メシにした。化学調味料を使わないマイルドな味に感激。

中華風デザート。ドンブリ一杯分の量を妻と娘は平らげた。

聞けばこのお店のオーナーは中国系フィリピン人。スタッフも全員中国系フィリピン人。彼らは中国からの渡来人の血を引く華僑である。別に中華料理に限らずリゾートワールドに出店している飲食店の多数は華僑の経営による。またリゾートワールドにあるカジノへ来るお客も華僑が多い。近所のカレーハウスのソースマテ、ホーリーウィーク中、行ったサウナスパのウエンシャだって華僑だ。さらにフィリピンの有名企業、ジョリビー、SM(シューマート)、フィリピン航空etc.も華僑による。フィリピンのみならず東南アジア各国は人口比3~5%の華僑がその国の経済の80%を支配すると言われる。華僑とは東洋のユダヤ人なのだ。

フィリピン人はビジネスで成功する華僑、中国系フィリピン人に対してクリポット(ケチ)つー評価を与えて嫉妬する。ケチとは経済観念が発達しないとケチにならない。また、ビジネスで成功するための努力やアイデアは見過ごされる。ナマケモのフィリピン人らしい。オールドペナンの絶品、海鮮チャーハンだって努力とアイデアの結晶なのである。ただ華僑の努力やアイデアにもっと積極的な評価を与えていいと思う反面、フィリピン人のものぐさをまったく否定するワケではない。栄華を極める華僑だって「驕る平家は久しからず」なのだから。