今日、チンコに手を添えたミコちゃんスタイルで昼寝していると従姉妹のミッシェルに起こされた。下でプリンスを訪ねて来た人がいるつーではないか。誰かなぁと想像しながら階段を下りてみると床屋の入口で若い日本人のカップル2組計4人がいるから驚いた。最初に交わした言葉は各々「日本人、日本人、日本人」だった。
彼らは「エホバの証人」伝道者で、この街に日本人がいることを聞きつけて訪ねて来たそうだ。そして「エホバの証人のことは知っている」ってお姉ちゃんが聞くから「ええ」と答えたが、実は輸血を拒否するカルト団体、矢野顕子が信者、くらいしか知らなかった。でまあ、雑談した後、写真の小冊子を手渡され、彼らと別れた。
でもって訪ねて来てくれた礼も兼ねてビールを飲みながら小冊子を読んだところ、聖書の解釈が記述されているだけで面白くなかった。では、そもそもエホバとは何ぞや、つーことになってウィキペディアで調べた。
なーんだ、エホバとはヤハウェ、聖書の神だった。隣部屋のミコちゃんなら大天使ミカエル、ドームスなら聖ドミンゴを言い換えたネーミングに等しい。また、エホバの証人は聖書を研究する国際団体、思ったほどのカルトではなかった。つーのか、「神の王国」を布教するクリスチャンで訪ねて来た伝道者も実に健全な人だった。
で、特徴的な教義を照らし合わせれば
・煙草、大酒は禁忌されているのでアル中ライフのプリンスは悪魔の仕業らしい。
・オナニーを禁止しているのでセンズリライフのワンちゃんは悪魔の仕業らしい。
・格闘技の習得を忌避しているのでアジア格闘王のjet師範は悪魔の仕業らしい。
・淫行を禁忌しているので夜のフィリピーナは悪魔の仕業らしい。
プリンスは酒、煙草をヤメてまで長生きしようとは考えていないので、同様、酒、煙草をヤメて「神の王国」へ参加しようとは思わない。神の王国で酒、煙草をヤッテいたら神様だって嫌がるだろう。日本男児たるものそんな失礼はしたくない。あと、レッド・ツェッペリンは矢野顕子によると悪魔への誘いらしい、ホントかね。
エホバの証人による聖書解釈はどちらかと言えばカッタルイもので、それならグノーシス派の教義を礎としたスコセッシの映画「最後の誘惑」のほうが比較にならないほどインパクトがある。「最後の誘惑」は最高だ。
それから小冊子を読む限りマルコムXも苦しんだ「ヨブ記」の問題(詳細は省く、興味ある人は自分で調べてちょ)は避けているようだ。さらにエホバ=ヤハウェについて大胆な仮説を説いたフロイトの「モーセと一神教」についてどう考えるか聞いてみたくなった。が、伝道者のお姉ちゃんがもう少しセクシーで綺麗ならオジサンは喜んでパラニャーケにある「エホバの証人」集会所へ行ったのになぁ、残念だった、なーんて思ったりした。
さて、ウィキのエホバの証人を見たら最後のところで衝撃な事実に出くわした。矢野顕子が信者なのは知っていたけど、まさかラリー・グラハムが信者だったとは夢にも思わなかった。この人、高校時代は神だったのだ。
そして、確認のためウィキペディアで調べると
「またエホバの証人の熱心な伝道者でもあり、プリンスも彼に影響されて入信した。」
ありゃま、信者にされていたつーオチだった。
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