2014 年 ( H26 年) 5 月 28 日 (水) AM 12:10 ~ PM 4:30 天候:晴れ 気温:17 ~ 31℃
釣りの予定で朝早くから海へ出ていたが、我が奥さんが船酔いで早揚がり。
この後の時間つぶしに市内観光をすることにし、昼食後道の駅 「若狭おばま」 で情報収集。
予定も何もなく、行きあたりばったりの小旅行だが、どんな観光になるのか…
PM 0:50 国道 27 号線を敦賀方面へ数分、案内表示に従い脇道に入って 「多田寺」 (ただじ) に到着。
若狭の多田薬師と呼ばれ、奈良の薬師寺・出雲の一畑山薬師寺と共に、日本三大薬師の一つとして有名な寺。
平安初期に造られた、本尊の薬師如来立像と日光・月光菩薩立像は重要文化財に指定されている。
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寺の人も誰も居なくて、本堂にも鍵が掛けられていた。中の仏像を見たかったのに…
PM 1:15 車で約 10 分、若狭国の二宮:若狭姫神社へ到着。
安産・育児に霊験があり、境内には子種石や乳神様と呼ばれる大銀杏がある。
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この後に行く彦神社の下社だが、現在はほとんどの神事がここで行われている。
PM 1:40 車で数分の萬徳寺へ、本尊の阿弥陀如来座像は、平安時代に造られ重要文化財となっている。
日本の紅葉百選にもなっている花の寺としても有名で、そんな時期に再度行ってみたいと思う寺だった。
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重要文化財の江戸時代初期に造られた茅葺の書院。その前の庭は、国指定の枯山水の名園。
PM 2:10 すぐ近くにある 若狭国の一宮:若狭彦神社へ移動。
現在は畳・敷物業の神として、その関係者の信仰を集めている。
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長い参道は、大きな何本もの杉の木が見事だった。
PM 2:35 車で約 10 分の若狭神宮寺へ移動。本尊:薬師如来座像
若狭彦神社の神願寺として、1,300 年前に創建された神・仏が混同した希少な寺院。
奈良:東大寺二月堂の 「お水取り」 に水を送る 「お水送り」 の神事が行われることで有名なお寺。
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室町時代末期に再建された本堂:重要文化財
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毎年3月2日、「お水送り」の神事が行われる「閼伽(あか)井戸」
PM 3:10 車で約 10 分で明通寺(みょうつうじ)へ到着。
鎌倉時代中期に坂上田村麻呂によって創建された寺院で、檜皮葺きの本堂と三重の塔は国宝に指定されている。
本堂には平安時代後期に造られた仏像4体が有り、これらは重要文化財となっている。
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長い階段を上がった所に本堂と三重の塔が有り、ちょっと疲れた…
PM 3:55 この日最後の訪問地、天徳寺。1,300 年前に創建された。本尊:馬頭観音菩薩
北条政子が源頼朝の菩提を弔うため、法華堂を建立・寄進した事でも知られた寺。
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小さな寺の入り口。本尊を祀った本堂や鐘楼は反対側の山裾に有った。
境内には名水百選にも選ばれた 「瓜割の滝」 がある。落差 1.5m 位で滝とは言えないスケールだが、
この水につけておいた瓜が割れるほど冷たくて、この名が付けられたようだ。
給水場所にはいくつものペットボトルを持った多くの人が、たえまなく訪れていた。
少し飲んでみたけれど、味はあまり無いように感じた。自分の舌が鈍感かな?
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小さな 「瓜割の滝」 この上流 100m には、弘法太子が造らせた 88 体の石仏霊場が有る。
ここ小浜へは、釣りが目的で約 30 年間に数百回と来ている。いつかは観光をしてみようと思っていたが、
思わぬ形で急に実現。さすが 「海に面した奈良」 「歴史文化の宝庫」 と言われている事を実感した。
今日行った所は、全て近くに集まっていたため、思わぬ程多くの所が廻れたが、
行く前に歴史等を勉強して、時間を掛けて廻ったら違った所が見えたかも知れないと、反省している。
この日午前中の釣りは、下のブログに書きました。暇な時にでも見て下さい。
FISHING WITH BIG-HAPPY