2017 年 (平成 29 年) 2 月 14 日(火)~ 16 日 (木) 3 日間
紀伊半島にある 「 西国三十三ヶ所 」 と
五木寛之さんの 「 百寺巡礼 」 のお寺巡りの旅行をしてきました
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第 2 日目 2 月 15 日(水) 天候 : 晴れ 気温 : 2 ~ 10 ℃ (和歌山北部)
和歌山県白浜 湯快リゾート 「ホテル千畳」 宿泊
AM 7 : 10 バイキングの朝食 おいしくて、少し食べ過ぎたかな?
AM 7 : 45 ホテルの横の道路を下って徒歩5分、海岸の 『千畳敷』 を散策
浅い海に堆積した地層が、隆起し・・・
波浪によって浸食された、約 2 ヘクタールの台地上の地形
冷たい風が吹き、手袋をしていても指先が痛くなり、20 分位で退散
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AM 8 : 25 ホテルをチェックアウトし、阪和自動車道を走行し
御坊南インターから 10 分、「道成寺」 へ到着 AM 9 : 10
百寺巡礼の寺 『 道成寺 』 宗派:天台宗 御本尊:千手観世音菩薩 (国宝)
和歌山県日高郡日高川町 創建 701 年、県下最古刹 拝観料:¥ 600.-
< 安珍と清姫の物語 >
928 年、福島県から来た安珍という坊さんが、清姫に追いかけられ
この寺の釣鐘に隠れたところを、大蛇に化身した清姫に焼き殺された
清姫も、この寺の近くで自殺した悲劇の物語
古くから歌舞伎や能・狂言で演じられる題材となりました
参道から階段を上がって山門を潜ると、広い境内にでます
境内に見える本堂・三重塔と、二十数体の仏様が祀られている宝仏殿
三重塔の前に、物語に出てくる鐘楼の跡が残っています
初代の鐘楼は、清姫の事件で焼失。その 400 年後、二代目の釣鐘が造られたが
秀吉の紀州攻めの時没収され、現在は京都の妙満寺に安置されている
参道の土産物店の歌舞伎で使われるような大きな釣鐘
<< 五木寛之 「百寺巡礼」 講談社 第6巻 >>
天照大神以来、古代の日本の社会を、決断力と勇気と情熱でリードしてきた女性たち
そういう女性たちへの郷愁や思いが、この清姫の人物造形に反映している
そう考えると、この物語が日本の歴史上非常に興味深い物語だと思われてくる
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AM 9 : 50 道成寺を離れ、ナビに従って市街地を走行 「紀三井寺」 に到着 AM 10 : 40
西国三十三観音霊場 第2番札所 『 紀三井山金剛宝寺護国院 (紀三井寺) 』
宗派:救世観音宗総本山 御本尊:十一面観世音菩薩 和歌山県和歌山市
770 年、中国から渡来された為光上人により開基された後
歴代の天皇や紀州藩主の加護を受けた古刹
桃山時代の様式を残す、国指定重要文化財の楼門
楼門の先に有る 231 段の「結縁坂」 何度か休んで上がりました
江戸時代の 1,759 年に建立された入母屋造り・本瓦葺きの「本堂」
名水 100 選に選ばれた三つの井戸が有ることから、「紀三井寺」と呼ばれている
本堂前のこの池も、澄み切ったきれいな水に屋根を写していました
室町時代の 1,449 年に再建された 「多宝塔」 国指定重要文化財
平成 20 年 5 月に落慶法要が営まれた 「新仏殿」
高さ 12m の千手十一面観世音菩薩 日本一の寄木造りの観音様
境内から見える和歌山市街地と和歌の浦湾
日本桜の名所 100 選に選ばれているお寺だけれど、この季節は水仙がきれいでした
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AM 11 : 35 紀三井寺から、和歌山県内の市街地を走行 「根来寺」 に到着 AM 12 : 20
和歌山県岩出市 『 根来寺 (ねごろじ) 』
宗派:新義真言宗 総本山 御本尊:大日如来 拝観料: ¥ 500.-
1,132 年、高野山に開かれた大伝法院を始まりとする新義真言宗
15 ~ 16 世紀、この寺は全国から学問を志す僧侶が集まる大寺院となったが
秀吉と対立し、全山を焼失、江戸時代に徳川家の加護の基に復興した寺院
36 万坪の広大な根来寺一山の総門 「大門」 1,852 年に建立
門の両側に仁王像、楼上に釈迦如来を中心に十六羅漢像を安置
国宝 「大塔」 真言密教の教義を形に表した塔で、高さ 40m 、日本最大
本堂 「大伝法堂」 真言宗の教義と法義を習得する最も大切な修行の道場
本尊は、重要文化財に指定された 3m を超える大きな 「金剛界大日如来」
弘法大師をお祀りした 「大師堂」 この寺で、最も古い建物
境内で見かけたかわいいお地蔵さん 離れてはいたけれど・・・
お互いに微笑み合っているように思えました
花の少ないこの季節 白梅が満開に近くなっていました
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PM 1 : 45 根来寺を離れ 15 分、市街地を走行し紀の川市の 「粉河寺」 に到着 PM 2 : 00
百寺巡礼の寺 西国三十三観音霊場 第 3 番札所 『 粉河寺 (こかわでら) 』
宗派:粉河観音宗 (天台宗系) 御本尊:千手千眼観世音菩薩 拝観料・駐車場: ¥ 500.-
770 年創建、平安時代に朝廷や貴族の加護を受けて繁栄 清少納言の枕草子にも登場する古刹
1,585 年、この寺も秀吉の焼き討ちに合い全山焼失 江戸時代に現在の伽藍が再建された
境内の入り口 「大門」 赤く塗られた建物と大きな屋根がきれいです
紀の川の支流の長屋川に沿った境内を、ゆっくり進んで行きます
本坊・念仏堂・大師堂 など、たくさんのお堂が建てられています
重要文化財の大きな 「中門」 や、本堂の屋根が見えてきました
西国三十三観音霊場の中でも最大級の 「本堂」
高さの違う入母屋造りの屋根を前後に並べた壮大な建物
この本堂の裏の後正堂の地下に、絶対秘仏の御本尊が埋められている
お前立ちの観音菩薩も秘仏扱いで、特別公開がされている
お寺拝観後、ここの茶店で昼食代わりの 「ぜんざい」 を頂きました、おいしかった
<< 五木寛之 「百寺巡礼」 講談社 第6巻 >>
道教における 「道 」とは、いろいろな人たちが共に存在しうる場所のことだという
巡礼路は、まさにその意味での 「道」 なのではあるまいか
粉河寺もまた、西国三十三ヶ所の第三番札所という 「道」 の一部である
ここを通過してなにか大きな力を得て、また次の寺への道をめざして行く
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PM 3 : 30 粉河寺を出て、24 号線・京奈和自動車道を走行し
奈良県橿原市駅前の 「大和橿原シティホテル」 に到着 PM 6 : 00
夕食は、疲れて出歩く元気も無くここの 2 階のレストランで済まして、早々と熟睡
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第 2 日目 走行距離: 184.5 km 歩数計: 10,197 歩
この日の移動距離は短かったけれど、昨日の疲れが残ったまま
今日も長い階段を登ったりして、下半身全体が筋肉痛
それでも、3 日目もたくさんのお寺を参拝してきました
写真など整理ができしだい、次のブログにアップ致します
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<< モデルさん写真 No . 28 >>
2017 年 1 月 12 日 写真教室で撮った写真です
エキゾチックなお嬢さん AMANDA さん No.2 です
ブログ更新ごとに、1枚づつアップしています
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FISHING WITH BIG-HAPPY
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