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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

ジシギに遊んでもらう

2024年10月01日 | 宮城県_伊豆沼

 最初は,かなり遠くで,見え隠れしていた。

 ジシギの仲間とは久しぶりの出会いだったので,識別できる程度に,近づいてくれるのを待った。
 
 雨のせいか,休日のせいか,田んぼで作業をしている人がいなかったので,田んぼ脇で粘っても,迷惑をかけることなし。
 
 
 撮影したデータを見ると,最初のショットから,近づいてくれるまで,30分かかっていた。
 
 
 ジシギの仲間は,互いに似ており,識別がむずかしいが,この個体は,残念ながら,最も普通にいて,よく出会うタシギかな。
 
 
 それでも,この独特の風貌を,久しぶりに撮影できたので,反芻(はんすう)して鑑賞しよう。
 
 正面。
 
 
 後ろ姿。
 
 
 目をつむりかけ。
 
 
 ここまで寄ってくれると,識別ポイントの確認もできる。
 
 肩羽の淡い縁に着目すると,ほかのジシギは,後ろ側も縁が白っぽいが,タシギは,前だけ縁が白っぽく,白い斜め線が連なっているように見える。
 
 
 この個体は,やっぱり前にしかないようだ。
 
 ジシギは,尾羽の枚数と色・形が,一番わかりやすい識別ポイントなのだが,尾羽を見やすく広げてくれる,なんてことは,レア。
 
 ただ,今回は,後ろを向いて,ノビをしたときに,尾羽が少し見えた。
 
 
 オオジシギは,外側の羽の数枚が白っぽくて,黒っぽい斑があり,チュウジシギは外側数枚が黒っぽい。
 ハリオシギは外側数枚が針のように細い。

 この個体は,両端の羽1枚が白っぽいだけで,タシギの特徴と一致。
 
 
 枚数は,タシギの標準が14枚のようだが,この個体は,たぶん12枚。
 

 ほかのジシギは,もっと多いので,タシギの枚数かな。
 
 ノビのしめに,エンゼルポーズを見せてくれた。
 
 
 この後,隣の田んぼに移動して,おやすみモードに入る。
 
 
 現場では,ライブで,帰ってからは,写真でも,楽しませてくれて,ありがとう。
 
 また,この田んぼには,ウズラシギも入っていて,遠くに見え隠れしていた。
 
 
 ウズラシギは,この時期,結構な数が入っていると思うが,いつも,なかなか見つけることができない。
 
 沼には,風景に紛れて,セイタカシギの姿もあった。
 
 
 
(2024/09/23  タシギ,ウズラシギ,セイタカシギ)


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