最初は,かなり遠くで,見え隠れしていた。
ジシギの仲間とは久しぶりの出会いだったので,識別できる程度に,近づいてくれるのを待った。
雨のせいか,休日のせいか,田んぼで作業をしている人がいなかったので,田んぼ脇で粘っても,迷惑をかけることなし。
撮影したデータを見ると,最初のショットから,近づいてくれるまで,30分かかっていた。
ジシギの仲間は,互いに似ており,識別がむずかしいが,この個体は,残念ながら,最も普通にいて,よく出会うタシギかな。
それでも,この独特の風貌を,久しぶりに撮影できたので,反芻(はんすう)して鑑賞しよう。
正面。
後ろ姿。
目をつむりかけ。
ここまで寄ってくれると,識別ポイントの確認もできる。
肩羽の淡い縁に着目すると,ほかのジシギは,後ろ側も縁が白っぽいが,タシギは,前だけ縁が白っぽく,白い斜め線が連なっているように見える。
この個体は,やっぱり前にしかないようだ。
ジシギは,尾羽の枚数と色・形が,一番わかりやすい識別ポイントなのだが,尾羽を見やすく広げてくれる,なんてことは,レア。
ただ,今回は,後ろを向いて,ノビをしたときに,尾羽が少し見えた。
オオジシギは,外側の羽の数枚が白っぽくて,黒っぽい斑があり,チュウジシギは外側数枚が黒っぽい。
ハリオシギは外側数枚が針のように細い。
この個体は,両端の羽1枚が白っぽいだけで,タシギの特徴と一致。
ハリオシギは外側数枚が針のように細い。
この個体は,両端の羽1枚が白っぽいだけで,タシギの特徴と一致。
枚数は,タシギの標準が14枚のようだが,この個体は,たぶん12枚。
ほかのジシギは,もっと多いので,タシギの枚数かな。
ノビのしめに,エンゼルポーズを見せてくれた。
この後,隣の田んぼに移動して,おやすみモードに入る。
現場では,ライブで,帰ってからは,写真でも,楽しませてくれて,ありがとう。
また,この田んぼには,ウズラシギも入っていて,遠くに見え隠れしていた。
ウズラシギは,この時期,結構な数が入っていると思うが,いつも,なかなか見つけることができない。
沼には,風景に紛れて,セイタカシギの姿もあった。
(2024/09/23 タシギ,ウズラシギ,セイタカシギ)
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