大阪大学総合学術博物館で、きのうから南米チリのキルトの一種の展示が行われています。
ご興味のある方はご覧ください↓
http://www.museum.osaka-u.ac.jp/jp/event_content/arpillera/index.html
以下、紹介文の抜粋です。
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開催趣旨
本展覧会は、南米チリのキルトの一種、アルピジェラ arpillera の運動を紹介するものです。ピノチェト政権下のチリでは、拡大する貧富の格差に苦しみ、また夫や息子が行方不明となった女性たちが、身近にある布切れを縫い合わせてメッセージ・アートを作り、自分たちの生の実態を国内外に伝える活動をおこなっていきました。このキルト製作のムーブメントは、日常生活のなかで経験される政治問題や、女たちの抵抗、およびアートを通じた社会メッセージの発信など、こんにち関心を集めるトピックの数々に多くの示唆を与えてくれるものです。
本展は、世界各地でアルピジェラ展を開いてきたロベルタ・バシックさんをゲスト・キュレーターに迎え、1970年代~1980年代に作られた作品を中心に、約40点を展示します。日本では触れる機会の少ないアルピジェラをじっさいに目にする貴重な機会となるでしょう。
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ちなみに、博物館内のカフェは、店員さんの感じがよくて、リーズナブルでおすすめです。(HPに、このカフェの紹介もあればいいのになあと思います。そういう場所や、そこで働いているひとたちの果たしている役割の大きさが、もっと評価されてもいいのになあ。)