16th, April. 2013 13:00~17:00 at le club jazz
Sheila Jordan(vocal)
Peter Miherich(piano)
2013 Sheila's workshop report vol.3
"As long as I live" Harold Arlen/Ted Koehler
Sheila:
それでは各自の歌を歌ってもらいます。
よく聴いてくださいね。
前に出て、自分の曲について、マイクを通して説明してもらいます。
わたしたち全員は、ピアノ奏者やベース奏者、ドラム奏者になったつもりであなたの説明を聴きます。
たとえば、わたしがいまからConfirmationを歌うとしますね。
わたしはピアノ奏者に、
「わたしはいまからConfirmationをBbで、イントロは8小節で、何コーラスか歌います。最初のテーマのところは歌詞をつけて歌います。歌詞をつけて歌うのは2コーラスです。」
と伝えます。
それから、いくつかの終わり方があります。
ストレートに終わる終わり方、Tag endingといって、終わりをひきのばして終わる終わり方、それから、楽譜にrit.と書いて、最後をゆっくりにして終わる終わり方。
それから、vamp(2種類のコードを交互に演奏する)というものもあります。
(シーラさんの指示でピーターさんが、vampを弾き始め、シーラさんがMy favorite thingsを歌い、歌詞を即興でつける。)
そして、終わる時には、あなたが歌うのをやめてください。
どんどん続けようとしないでね。
あなたが歌をやめないと、共演者も演奏をやめられないので、2時間以上もずっとvampを演奏する羽目になってしまいます(笑)
Peter:
まあ一種の修業だね(笑)
Sheila:
ほんとにそうね(笑)
ジョン・コルトレーンがvampを演奏していて、「終われない」と言ったら、マイルスが「サックスを口から外せ」と言ったのよ(笑)
(一番目の参加者が前に出る。)
参加者:
わたしはAs long I liveをBbで、ミディアムスウィングで歌います。こんなふうに(と言いながら、指を鳴らしてテンポを出す。)
Sheila:
歌についての説明を全部終えるまで、テンポはださないほうがいいわ。
歌の説明が終わる頃には、共演者がテンポを忘れる可能性があるからよ。
もし楽譜にMedium Swingと書いているのなら、あらためて共演者に伝える必要はないわ。
何コーラス歌うの?
参加者:
2コーラス歌って、Tag endingで歌います。
Peter:
Tag endingはどんなふうにやるのかな?
なにか特別な構成はある?
参加者:
3-6-2-5です。
Peter:
わかった。
(参加者がカウントを出し、歌う。)
Sheila:
とっても素敵よ。心がこもっていて、いいフィーリングを持っているわね!
参加者:
とても緊張していて、ラインを忘れてしまいました。
Sheila:
気にすることないわ。
これはワークショップなんですよ。
それがわたしたちがいまここでやろうとしていることなの。
わたしはこの年になってもまだ学んでいるんですよ。
だから、どうぞ、「OK」という気持ちでいてくださいね。
ところで、あなたは2コーラス歌うと言いましたが、実際には2コーラス歌ったあと、
ピーターが1コーラスソロを弾いて、そのあとあなたが1コーラス歌いましたね。
それなら、「合計で4コーラス」と伝えるか、「2コーラス歌って、1コーラスソロを弾いてもらって、
最後にもう1コーラス歌います」と伝えたほうがいいわ。
いまは、ピーターが、あなたが考えていることを察して演奏してくれましたが、いつもそうとは限らないからです。
あなたの英語はとてもいいわ。
でも、サビの部分がすこし苦しそうだったのだけれど、1音あげてみたらどうかしら?
(ピーターさんが1音あげて演奏し、参加者が歌う。)
Sheila:
どうかしら?
参加者:
すこし高いですけど、サビの部分は歌いやすいです。
Sheila:
途中で転調してもいいかもしれないわね。
それから、そんなに力をいれずに、もうすこし楽に歌ったほうがいいと思います。
そのほうがグルーヴ感が出ると思うの。
こんなふうにね。
(シーラさんがすこし歌ってみせる)
Sheila:
もうすこし、フレーズの前に間をあけたほうがいいと思うわ。
なにはともあれ・・・・
(シーラさんがそういいながら前にでて、As long as I liveのメロディーに合わせて、
”You are wonderful~"と言いながら、参加者をハグする。一同拍手。)
~vol.4に続く~
Sheila Jordan(vocal)
Peter Miherich(piano)
2013 Sheila's workshop report vol.3
"As long as I live" Harold Arlen/Ted Koehler
Sheila:
それでは各自の歌を歌ってもらいます。
よく聴いてくださいね。
前に出て、自分の曲について、マイクを通して説明してもらいます。
わたしたち全員は、ピアノ奏者やベース奏者、ドラム奏者になったつもりであなたの説明を聴きます。
たとえば、わたしがいまからConfirmationを歌うとしますね。
わたしはピアノ奏者に、
「わたしはいまからConfirmationをBbで、イントロは8小節で、何コーラスか歌います。最初のテーマのところは歌詞をつけて歌います。歌詞をつけて歌うのは2コーラスです。」
と伝えます。
それから、いくつかの終わり方があります。
ストレートに終わる終わり方、Tag endingといって、終わりをひきのばして終わる終わり方、それから、楽譜にrit.と書いて、最後をゆっくりにして終わる終わり方。
それから、vamp(2種類のコードを交互に演奏する)というものもあります。
(シーラさんの指示でピーターさんが、vampを弾き始め、シーラさんがMy favorite thingsを歌い、歌詞を即興でつける。)
そして、終わる時には、あなたが歌うのをやめてください。
どんどん続けようとしないでね。
あなたが歌をやめないと、共演者も演奏をやめられないので、2時間以上もずっとvampを演奏する羽目になってしまいます(笑)
Peter:
まあ一種の修業だね(笑)
Sheila:
ほんとにそうね(笑)
ジョン・コルトレーンがvampを演奏していて、「終われない」と言ったら、マイルスが「サックスを口から外せ」と言ったのよ(笑)
(一番目の参加者が前に出る。)
参加者:
わたしはAs long I liveをBbで、ミディアムスウィングで歌います。こんなふうに(と言いながら、指を鳴らしてテンポを出す。)
Sheila:
歌についての説明を全部終えるまで、テンポはださないほうがいいわ。
歌の説明が終わる頃には、共演者がテンポを忘れる可能性があるからよ。
もし楽譜にMedium Swingと書いているのなら、あらためて共演者に伝える必要はないわ。
何コーラス歌うの?
参加者:
2コーラス歌って、Tag endingで歌います。
Peter:
Tag endingはどんなふうにやるのかな?
なにか特別な構成はある?
参加者:
3-6-2-5です。
Peter:
わかった。
(参加者がカウントを出し、歌う。)
Sheila:
とっても素敵よ。心がこもっていて、いいフィーリングを持っているわね!
参加者:
とても緊張していて、ラインを忘れてしまいました。
Sheila:
気にすることないわ。
これはワークショップなんですよ。
それがわたしたちがいまここでやろうとしていることなの。
わたしはこの年になってもまだ学んでいるんですよ。
だから、どうぞ、「OK」という気持ちでいてくださいね。
ところで、あなたは2コーラス歌うと言いましたが、実際には2コーラス歌ったあと、
ピーターが1コーラスソロを弾いて、そのあとあなたが1コーラス歌いましたね。
それなら、「合計で4コーラス」と伝えるか、「2コーラス歌って、1コーラスソロを弾いてもらって、
最後にもう1コーラス歌います」と伝えたほうがいいわ。
いまは、ピーターが、あなたが考えていることを察して演奏してくれましたが、いつもそうとは限らないからです。
あなたの英語はとてもいいわ。
でも、サビの部分がすこし苦しそうだったのだけれど、1音あげてみたらどうかしら?
(ピーターさんが1音あげて演奏し、参加者が歌う。)
Sheila:
どうかしら?
参加者:
すこし高いですけど、サビの部分は歌いやすいです。
Sheila:
途中で転調してもいいかもしれないわね。
それから、そんなに力をいれずに、もうすこし楽に歌ったほうがいいと思います。
そのほうがグルーヴ感が出ると思うの。
こんなふうにね。
(シーラさんがすこし歌ってみせる)
Sheila:
もうすこし、フレーズの前に間をあけたほうがいいと思うわ。
なにはともあれ・・・・
(シーラさんがそういいながら前にでて、As long as I liveのメロディーに合わせて、
”You are wonderful~"と言いながら、参加者をハグする。一同拍手。)
~vol.4に続く~