silly ski squadronスキー雑記

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革新フランス・スキー(スキーの基礎の大切さということ)

2005年06月29日 09時02分14秒 | スキーテクニック編
これもまたG・ジュベールによるものです。以前紹介したザ・スキーより以前のもの。表紙に時代を反映した「サイケデリック」なデザインを採用していますが内容は殆ど論文のようなものです。
それも極めて理解しやすく合理的なペーパーの如く。

この1971年の時点で既にエキスパート一般スキーヤーにおけるカービングターンの可能性について言及しているし、勿論全くの初心者のテクニックも抜かりなく書かれています。それもかなり懇切丁寧に。

G・ジュベールの本を読むたびに思うことは、我々は余りに初心者、初級者に急激に何もかもを押し付けているんじゃないだろうかと言う疑問です。
と言うより先に進ませたがっている、と言う方が正しいでしょう。

初級者のうちに身に付けておかなくてはならない技術を、かなり端折って教えているのではないでしょうか。
そのために一般的に中級者、上級者と呼ばれるほどの腕前になっても欠点を引きずる羽目になっているスキーヤーが多いように思います。

具体的には、くどいほどのブラッカージュ(谷まわりから山回りにかけての板の押し出し)やピボットをもっと練習するべきだと思います。
ここで基本的な外向傾姿勢が育まれる。
横滑りもそうですね。

良心的なスクールは欠点を見つけたらすぐに横滑りなどの練習に戻ります。あなたがそういうスクールや指導者についていれば幸運です。
もしそのあたりを端折ってカービングターンのまね事を教えるようでしたら、直ちに指導者を変えた方が良いでしょう。
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