タンパク質は、人体に60兆個もある細胞の主たる材料になる
重要な物質ですが、糖質と脂質が酸素・水素・炭素の三原子の
化合物であるのに対し、タンパク質には三原子に加えて窒素も
加わっており、そのために分子量が高くなって、そのままでは
吸収できない特徴があります。そこで人体はタンパク分解酵素を
用いて、より分子量の小さなアミノ酸に分解し、はじめて吸収が
可能となります。
例えばコラーゲンは、ヒフの最も重要な真皮の主材料として、
大変貴重なものですが、コラーゲンをそのまま飲んでも、
それが真皮になる訳ではありません。必ずアミノ酸に姿を
変えて吸収され、肝臓で新たにコラーゲンを生成する仕組みに
なっています。
成人の場合は18種のアミノ酸があれば、人体に必要な
タンパク質の殆どが、体内で酵素と補酵素のチカラを借りて、
分解と組立てを繰りかえし、必要な種類を必要量作ってしまいます。
下記の[アミノ酸の機能]は、特に美容・健康面でのアミノ酸の
働きを目的別に列記したものです。主役になるアミノ酸だけを
記しましたが、もちろん18種のアミノ酸とも連携して、肝臓で
分解・組立てを行って、目的に応じた形のタンパク質を
作り出すのです。
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