以前、NHKで「酵素パワー」がテーマとして取り上げられたことがありました。
いつもは難しいテーマを見事にこなす、頭の良いアナウンサーが、
「酵素」の何たるか?が何ともハッキリしない状態で終ってしまいました。
まさに消化酵素が不足していたのだと思います。
この事実が示すように「酵素」はやさしいテーマではありません。
放送中に明確に出た言葉は、
1)「酵素」は身体の中に3,000種類もあり、「カギと伴穴」の関係のようにひとつの酵素が2種類以上の働きはできない。
2) 「酵素」という言葉からは、何か良い意味が感じられる。
3) 事実、「酵素」は生命維持に重要不可欠なものである。
4) 「酵素」が活躍するのに、それぞれの適温がある。
「酵素」には「消化酵素」と「代謝酵素」とのふたつのグループがあります。
「消化酵素」…食べ物の中に含まれているものを活用できる
「代謝酵素」…外からの補給は出来ず、すべて肝臓が作り出す
この事を、明確にしなかった故、「酵素」が何たるか、
はっきりしなかったのだと思います。
現代人の過食・過飲生活は明らかに「消化酵素不足」を起こしがち。だから、体内での「消化酵素」生産が忙しくなっています。
肝臓には「代謝酵素」生産に専念する余裕を与えてやりたいものです。
肝臓が「消化酵素」生産に手をとられている限り、「代謝酵素」の生産力が衰え代謝がうまくいかず、「代謝異常」を引き起こし、身体のあちこちに問題が発生する事態を招くことになりかねません。
酵素商品が世に出てずいぶんと時間が経過していますが、
・独特の発酵臭があって飲みづらい。
・液体で取り扱いにくい。
・説明がわかりづらい。
などの欠点・問題点を抱えています。
肝臓が酵素生産に追われて、疲労困憊気味である今日、美味しく食べやすい、1粒ずつ個包装で持ち運びもやすい「酵素サプリ」の登場が待たれて当然でしょう。