意外と知られていない美容や健康、 ダイエットについての
「身体の科学」をわかりやすい読み物にして連載中です!
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身体の科学☆保存版 ~目次~
【4】 ボノラートは女性専科の「おしゃれダイエット」ではなく、
中年男性のための「サバイバル・ダイエット」により威力を発揮します
【6】 ボノラートには肥満症の入院患者を対象にした減量のデータもある
【9】 「減量」の言葉に隠されている「減脂肪量」と「減水分量」
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【身体の科学】『20:厄介な動物性脂肪』
日本人は何故か「霜降り肉」が大好きで、畜産農家では牛にビールを
飲ませ、マッサージを行って、肉の組織の中に脂肪を混入させる努力
まで行う。
海外では、肉の中に脂肪が入り込んでいる、牛肉などは先ず見当たらない。
タンパク質を摂ろうと、牛肉を食べた結果が、脂肪も大量に摂ってしまう
結果となるのが、日本人が好む「霜降り肉」である。
牛や豚の体温は39度あり、体内で脂分は液体化している。だが人間の
体温は37度以下のことが多く、食べた牛や豚の脂身は固体化して
流動性を欠く。
動物性の脂身を摂った人体の血液は、粘度が高くドロドロ状となり、
血液中でも大きな細胞である、赤血球の流れが悪くなる。赤血球は
体内のすみずみまで酸素を送る重要な役目を持っている。流れが悪く
なった血液は、当然赤血球の動きも悪くする。
血中脂肪の量が高値になると、肝臓は脂肪を血液に送る作業を止めて、
血中脂肪の量の制限に働く。肝臓内の脂肪細胞には、脂肪の貯蔵に
限度がない。脂肪細胞は伸縮自在だから、糖質も脂肪に転換され
脂肪蓄積に拍車がかかる。まさに生ゴミが溜まった状態になる。
この状態になった肝臓は、すでに病状の進んだ脂肪肝になっている。
肝臓はアルコールが入ってくると、何をさておき優先的にアルコールの
分解に取りかかる。その間脂肪の分解や、解毒の機能が働かなくなり、
肝臓のデータは、どんどん悪いほうに上っていく。お酒を飲みながら、
から揚げを食べる。
最悪の組み合わせで、脂肪細胞はどんどん膨れ上がる。
ダイエット効果を期待する人は、先ず脂肪を減らしたいと願うが、
人体はそう人間の思いどおりにはならない。先ずは血液中の
グリコーゲンをエネルギーに変えるために燃焼させ、それから
血中脂肪の分解と燃焼に取り掛かる。
脂肪細胞に納められ、膨れ上がった脂肪の処理にかかるには、
それなりの手順が要る。脂肪を分解する酵素リパーゼも大量に
消費される。燃焼には大量の酸素も必要となる。本来は人体の
組織になるべき高価なタンパク質、中でも特にタンパク価の高い
乳タンパクを、あえて燃料として使い、その高い燃焼力を利用する
方法が考案された。生ゴみの処理に重油を用いる焼却法に似ている。
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酵素の科学 ~目次~
【 酵素の科学(2)】身体中の細胞に酵素が欠けている。その酵素が何であるかが分からない
【 酵素の科学(5)】鮨屋で食べた魚のタンパク質がボクを救った
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美容の科学 ~目次~
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