中には故石原裕次郎のように、主食はビールだと豪語していた
者も居る。またプロレスラーなどで、ステーキをキロ単位で食う者も
居ないではない。
小麦・米・トウモロコシの三種をメインに、人類の殆どの民族が
穀物を主食にしている。穀物から得られる栄養は、特に精製して
摂取する場合、糖質である。
糖質こそが、人間の主たるエネルギー源になるからである。
穀物の主成分、糖質は胃腸・肝臓などの臓器で、分解・消化・
吸収され、更にブドウ糖とグリコーゲンに姿を変え、エネルギー源
として必要なカロリーを生む。
概算だが、人体内にあるブドウ糖は約17グラム。グリコーゲンは
肝臓に105グラム、筋肉に245グラム有って生み出すカロリーの
総量は1500カロリーとなる。
ブドウ糖は17グラムと少ないが、脳と神経細胞及び赤血球に
不可欠のエネルギー源となる。血液中に存在し、通常血糖値と
呼ばれる。
糖質の摂取を禁じるダイエットは、ブドウ糖とグリコーゲンの
重要な役割を無視した危険なものと言えよう。
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