今日、大阪で行われた女子マラソンは注目のオリンピック選考会ということもあり、世間は注目していたようです。
そんなことがあることすらすっかり忘れていた私ですが、注目の福士選手がたいへんなことになりました。何度も転倒してのゴールイン。
ごく普通に見れば、3000m、5000mの日本記録保持者ですから(しかもまだ25歳)、先頭集団の中で自重して終盤にそのスピードを発揮すればいいと考えるものです。
でも、彼女はスタート直後からライバルはさも自分自身しかいないかのように飛ばしていきました。ここがオリンピック選考会ということは十分すぎるほどに分かっていたと思いますし、十分過ぎる才能に十分すぎるトレーニングを踏まえての戦術にかなり高い確率での勝算を考えていたのは間違いありません。しかし、想定外の何かによってこのような結果になってしまいました。
ただ、私は今回のレースによって彼女は北京オリンピックへの道は閉ざされても、マラソンランナーとしては大きな扉をあけたんだと思います。あの希代のマラソンランナーである瀬古利彦さんも初マラソンは終盤に大失速して、マラソンの神様の洗礼を受けましたが、その後の彼の飛躍ぶりとハイレベルな勝率を考えれば、十分すぎるほどの「肥やし」になったと思うのです。
私も陸上競技をしてきましたが、どんなトレーニングやコンディショニングをしても、自分の体のことを知っているのは自分でしかないわけです。監督でもコーチでもありません。彼女はこの「失敗」を次のチャンスではきっと生かしてくれるだろうと思います。もしかすると日本新記録ぐらいのオマケつきで。
5000mで日本記録を更新した時に「0.02秒を乳首3つ分」と表現したあの明るさで、お立ち台にあがってコメントしているはずです。その日が楽しみですね。
そんなことがあることすらすっかり忘れていた私ですが、注目の福士選手がたいへんなことになりました。何度も転倒してのゴールイン。
ごく普通に見れば、3000m、5000mの日本記録保持者ですから(しかもまだ25歳)、先頭集団の中で自重して終盤にそのスピードを発揮すればいいと考えるものです。
でも、彼女はスタート直後からライバルはさも自分自身しかいないかのように飛ばしていきました。ここがオリンピック選考会ということは十分すぎるほどに分かっていたと思いますし、十分過ぎる才能に十分すぎるトレーニングを踏まえての戦術にかなり高い確率での勝算を考えていたのは間違いありません。しかし、想定外の何かによってこのような結果になってしまいました。
ただ、私は今回のレースによって彼女は北京オリンピックへの道は閉ざされても、マラソンランナーとしては大きな扉をあけたんだと思います。あの希代のマラソンランナーである瀬古利彦さんも初マラソンは終盤に大失速して、マラソンの神様の洗礼を受けましたが、その後の彼の飛躍ぶりとハイレベルな勝率を考えれば、十分すぎるほどの「肥やし」になったと思うのです。
私も陸上競技をしてきましたが、どんなトレーニングやコンディショニングをしても、自分の体のことを知っているのは自分でしかないわけです。監督でもコーチでもありません。彼女はこの「失敗」を次のチャンスではきっと生かしてくれるだろうと思います。もしかすると日本新記録ぐらいのオマケつきで。
5000mで日本記録を更新した時に「0.02秒を乳首3つ分」と表現したあの明るさで、お立ち台にあがってコメントしているはずです。その日が楽しみですね。