ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

全国一斉臨時休業の裏で何がすすめられているのか ~その2~

2020年03月08日 22時21分49秒 | Weblog
 「ショック・ドクトリン」
 様々な災害や事件で社会全体が動揺している時に、これまでの社会的な慣行や制度を一切否定して、新自由主義的な政策が具体を伴ってすすめられることを意味しています。
 例えば、東日本大震災。復興の名の下、これまでの東北地方の社会のありようを否定した新しい社会モデルが提示されて、それをもとにして復旧・復興がすすめられています。阪神・淡路大震災でも同じことが起こりました。

 新型コロナウイルス感染症の流行にこれ幸いと判断して、そういう視点だけで、世の中の動きを観察していた人々がいたのではないかと思わざるをえないのです。
 それほどに唐突な一斉臨時休校でした。

 今、この延長線上に出てきたのが、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案です。
 そして、改正法第32条に基づく緊急事態宣言が出されることが確実視されています。
 私権にかなり制約がかけられることが懸念されています。

 もちろん、表面的には「病気の征圧」「国民の健康確保」等を前面に押し立てて対策がすすめられていくことだと思われますが、その裏では東日本大震災や阪神・淡路大震災の時のように、社会モデルに大きな修正をかけようとする意図が働くことは必至でしょう。
 
 また、人々の病気に対する不安は、既にマスク、ティッシュペーパー、トイレットペーパーがいっぺんになくなった現象に現れています。車内で咳き込んだ方への暴言など、まさに社会的ヒステリー現象が随所に現れています。そんな不安に基づく社会的ヒステリーは緊急事態宣言に基づく施策を推進することはあっても、病魔がなくなるわけではありません。

 あまりにも唐突な対応。第二弾になる緊急事態宣言は、社会的ヒステリーをさらにあおるだけです。
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