
2004年8月に初めて訪れた中国は広大でした。

山が全く見えないという、日本ではおおよそ信じられない景色が行けども行けども続いていました。

上海・無錫・蘇州と、それでも中国にとってはごく一部の地域ですが、3泊4日の旅はとても素晴らしい経験でした。

その上海からはるかな地にある北京の町が5時間で結ばれるというニュースを見つけました。

中国鉄道省が上海万博の開催される2010年に上海~北京の高速鉄道(リニアモーターカー)を開業すると発表しました。3月中旬に上海と杭州間175㎞を30分でつなぐと発表したばかりでした。

現在、最高時速450㎞は日本の新幹線の最高速度の1.5倍。

上海浦東国際空港と龍陽路駅(上海市街の入り口)間30㎞を7分20秒で結んでいます。

アップした写真は430㎞で走っている時の車窓からの1コマ。

景色がぶっ飛んでいきます。

成長著しい中国の底力を強く感じる事業です。

わずか4年弱で2000㎞の線路の敷設を完了するというわけですから。

ただ、中国も日本同様、経済格差の2極化が進行しています。

高速道路の延伸工事現場では土砂を積んだ大型ダンプの横を上半身裸の男性が「もっこ」で土を運んでいました。

先端技術と経済振興の結晶とも言えるリニアモーターカーですが、こういった側面にも着目していかなければ中国という国を見誤ると思います。

ともあれ、実際に上海リニアモーターカーの動いてる姿をごらんになりたい方は下記のHPへアクセスしてみたらいかがでしょうか。
http://homepage3.nifty.com/kishanori/
ひとり汽車旅 のりものの旅
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます