goo

センニンソウ・1~綿毛

 内裏谷戸公園テニスコート横の藪に蔓を伸ばしている「センニンソウ(仙人草)」。キンポウゲ科センニンソウ属のつる性落葉木本で、綿毛がある痩果の様子を仙人の髭に見立てている。キンポウゲ科にはトリカブトなど有毒な植物が多いが、このセンニンソウも有毒で葉や茎にポロトアネモニンという毒素があり、液汁が皮膚に付くと赤く腫れたり水泡が出来る。馬や牛が決して口にしないことから「ウマクワズ(馬喰わず)」や「ウシノハコボレ(牛歯欠)」という奇妙な別名もある。
コメント ( 18 ) | Trackback ( 0 )

トチノキ・1~黄葉

 青空に映えている「トチノキ(栃の木)」の黄葉。ムクロジ科(←トチノキ科)トチノキ属の落葉高木で、巨木になると30メートルを超える樹もある。その葉は掌状複葉で、長さ30センチほどの小葉が5~7枚集まって1枚の葉になっている。一方、良く似た大きな葉にホオノキがあるが、ホオノキの葉は一枚ずつが独立した単葉で、葉の基部はそれぞれ離れている。トチノキよりはるかに小さいラクウショウの葉は羽状になった複葉のようにも見えるが、その葉は小さな葉のひとつひとつが単葉で、真ん中の軸は茎になる。写真は首都大学東京キャンパスのもの。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )