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北軽井沢番外編・21~マイヅルソウ

 キジカクシ科(←ユリ科)マイヅルソウ属の「マイヅルソウ(舞鶴草)」。亜高山帯の針葉樹林に生育する。葉の形をツルが羽を広げている姿に見立てて名付けられた。花被片は4枚あり、長さは2~3ミリで反り返っている。4本の雄蕊も確認できる。
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北軽井沢番外編・20~ハウチワカエデ

 北軽井沢の雑木林で見つけた「ハウチワカエデ(葉団扇楓)」。ムクロジ科(←カエデ科)ムクロジ属の落葉高木で、切れ込みが浅い葉を団扇に喩えて名付けられている。日本固有種で北海道や本州の低山帯~亜高山帯の山地に生育する。雌雄同株で同じ樹に両性花と雄花が咲く。首都圏でも見られるが、多摩ニュータウンでは見たことが無く、初めての出会いだった。
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ハコネウツギ・1~開花

 先日、文化庁は、建造物や遺跡、名勝地、祭りなど、地域の有形・無形の文化財をつなぐストーリーを仕立て、地域振興に役立てる“日本遺産”に、今年度は13件を認定したと発表した。認定は毎年行われておりこれで合計67件になった。新たに認定されたものは、以下の通り。

『旅人たちの足跡残る悠久の石畳道~箱根八里で辿る遥かな江戸の旅路』(神奈川県・静岡県)
『カムイと共に生きる上川アイヌ~大雪山のふところに伝承される神々の世界』(北海道)
『山寺が支えた紅花文化』(山形県)
『地下迷宮の秘密を探る旅~大谷石文化が息づくまち宇都宮』(栃木県)
『明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚』(栃木県)
『宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波』(富山県)
『葡萄畑が織りなす風景~山梨県境東地域』(山梨県)
『星降る中部高地の縄文世界~数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅』(長野県・山梨県)
『百世の安堵~津波と復興の記憶が生きる広川の防災遺産』(和歌山県)
『桃太郎伝説の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語』(岡山県)
『瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町~セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦』(広島県)
『鬼が仏になった里 くにさき』(大分県)
『古代人のモニュメント~台地に絵を描く 南国宮崎の古墳景観』(宮崎県)

どれも旅心をそそるストーリーで、リタイア後にゆっくり訪ねてみたい。

 さて写真はスイカズラ科タニウツギ属の「ハコネウツギ(箱根空木)」。箱根に多いという意味で名付けられているが、実際にはあまり多くないようだ。以前、箱根の旧東海道を歩いたり、箱根駅伝5区・6区(国道1号線)を走ったが、それは秋の頃で、ハコネウツギの樹を見つけることはできなかった。ハコネウツギの咲き始めは白く、次第に赤く変色していく。樹の下に落ちているのは当然赤い花ばかり
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