元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
オオバネムノキ・1~別所やまざくら公園
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ナツツバキ・2~一日花
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東大法学部を卒業して一流銀行に就職し、自分は将来必ず役員になると信じていた主人公(舘ひろしさん)が、ある日、関連会社への出向を命ぜられ、63歳で失意のまま定年退職を迎える。仕事一筋で趣味も無く、プライドだけ高くて同じ世代の人々との付き合いも苦手。妻(黒木瞳さん)が自分の美容室を立ち上げる夢を実現しようと輝いているのを横目に、カルチャースクールの職員(広末涼子)に恋心を抱いたり、ビジネスに復帰したりと波乱万丈の道を歩みだす。
数年後に定年を迎える私には色々共通点があって身につまされる思いでいる。幸いにも私にはこの植物観察やジョギングといった趣味があり、65歳でホノルルハーフマラソンにチャレンジするという目標もある。70歳ではホノルルフルマラソンを歩いてゴールすることもその次の目標だ。元鉄道ファンなので各地を旅行して“鉄道と花”のテーマで写真も撮りたいし、ボケ防止で指先を動かす鉄道模型やジオラマも作ってみたい。地理歴史や文学が好きなので社会人大学にも興味津々。料理はそこそこやるし、洗濯機だって回せる。
小椋佳さんが本映画のCM記事で、いみじくも『“終わった人”は“始まった人”でもある。』と仰っている。そして『会社人間にとって定年とは、組織内存在から初めて“個”が求められる転換期。“振る舞い”という大和言葉は“振り”と“舞い”から成り立っているが、“振り”が物まねという意味に対し“舞い”とは自己表現のこと。ほとんどの会社人間は実は“振り”しかしていない。組織内存在として組織内で評価される行動パターンをどれだけ上手にこなせるかに汲々としている。ところが終身雇用制が崩れていく時代にあっては、誰もが“個”としてどう生きるかという課題に向き合わざるを得ない。そして定年という名の“振り”から“舞い”への転換期はいや応なくやってくる。映画の後半で主人公は“個の確立”という定年後の人生最大の課題をはっきりと自覚した。』とも解説されている。私も上手く“始まった人”に切り替わりたい。
写真はツバキ科ナツツバキ属の「ナツツバキ(夏椿)」。花は朝開いて夕方には落花する“一日花”で、「シャラノキ(沙羅の木)」とも呼ばれる。とても上品で美しい花なのでせめてもっと長く咲いていて欲しいが、あまりにも潔い。
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