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クリ・1~雌花

 ブナ科クリ属の「クリ(栗)」。雌雄同株雌雄異花で、多数の雄花序の基部に雌花が見える。雌花は総苞の中に3個あり、白く伸びているのは花柱。周りの総苞片は成長するにしたがって尖ったイガに変化する。
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ウツボグサ

 鑓水地区の野道で咲き始めた「ウツボグサ(靫草)」。シソ科ウツボグサ属の多年草で、中央の太い花穂の周りに濃紫色の唇弁花をたくさん付ける。花後に花穂が茶色く枯れるために「カゴソウ(夏枯草)」とも呼ばれている。この花を見るたびに“靫”と“靱”の漢字の意味を確認している。1年経つとすっかり忘れてしまう。“靫”とは矢を入れて背負う道具であり、花穂の形が似ていることから名付けられた。同じ読み方の“靱”は、なめし皮を意味する字。“強じんな身体”や“じん帯損傷”の“じん”は“靱”のほうになる。従ってウツボグサは“靫草”であり“靱草”は誤用になる。ちなみに大阪市西区にある公園は“靱公園”。
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