11月15日。日曜日。
秋の行楽日和。朝から秋晴れの空、澄み渡る。
気温も22度と過ごしやすい。
東京に来てからというもの、
毎日の天気がめまぐるしく変わるので、
「女心と秋の空」を実感している。
沖縄では、こんなに気温や空がくるくる変化することはなかった。
ああ、まさに女心なのね。
ホント、振り回されるわ。
●
11月13日。金曜日。
そんな女心も最下降な凍てつく寒さの一日。
雨がそぼ降る鉛色の空の下、中央線の東小金井まで足を伸ばす。
東小金井の珈琲屋台「出茶屋」と沖縄の珈琲屋台「ひばり屋」が
「屋台DUO」と称して、東小金井のオリーブガーデンで
珈琲の飲み比べを催すって言うので行ってみた。
江東区の荒川縁から、武蔵野の森まで1時間ほど電車を乗り継いで到着。
すでに鉛色の空も翳りを増していてどーんと重たくのしかかっている夕方、
スタジオジブリそばの園芸店「オリーブガーデン」へ。
雨空にもかかわらず方々から沢山のお客さんが見えていて、
「ひばり屋」も「出茶屋」もてんやわんやの大忙し。
手動のミルを膝に挟んで一所懸命、豆を挽いてる姿はなんとも。
「ひばり屋」さんとは沖縄以来の再会。
さっそくふたつの屋台の珈琲を飲み比べ。
寒空にはやはり濃厚なエスプレッソが腑に沁みて、旨い。
沖縄の黒糖菓子ともよく合って、おかわりをもらう。
それにしても、
なぜに珈琲はこんなにも人を魅了するのか。
大人になるまで飲めなかった珈琲だったのに、
一杯のエスプレッソがその後の人生を変えたという「ひばり屋」さんにせよ、
井戸水を鉄瓶で沸かしてドリップするこだわりの「出茶屋」さんにせよ、
珈琲を介した人との出会いが嬉しいから、このスタイルを貫いてるのだろう。
不思議だなあ、珈琲って。
そういや、ヨーロッパじゃ毎朝飲むカフェコンレチェの美味しかったこと。
珈琲とクロワッサン片手に行き交う人を眺めながら過ごす贅沢な朝は、
あのカフェコンレチェの濃厚な味があってこそ。
今でもあの味が忘れられないのだから、
旨い珈琲はそれだけ人を魅了する何かがあるのだろう。
珈琲屋台のおふたりも、そんな魅力を広めたいから、
こんなスタイルでお客さんと対峙して、一杯一杯に愛情を注いでるのだと思った。
⇒いやいや、逆説的に捉えれば、
世の中の珈琲が千差万別のひどい有り様で、
真に美味しい珈琲を提供したいって、その部分が核心なのかも。
⇒上田さん、どう思います?
実際、スタバの珈琲がすべてだと思われちゃ、
ブラジルで一粒一粒珈琲豆を収穫している人の苦労も浮かばれない。
なんだか、写真に似てるかもね。
写メだけが、写真だと思ってる若者たちに
アナログの魅力を伝えたい…そんなボクの気持ちに共振するものが
珈琲屋台のおふたりにはあったような気がした。
それって、愛でしょ…。
惚れ込んだ弱さかもね。
秋の行楽日和。朝から秋晴れの空、澄み渡る。
気温も22度と過ごしやすい。
東京に来てからというもの、
毎日の天気がめまぐるしく変わるので、
「女心と秋の空」を実感している。
沖縄では、こんなに気温や空がくるくる変化することはなかった。
ああ、まさに女心なのね。
ホント、振り回されるわ。
●
11月13日。金曜日。
そんな女心も最下降な凍てつく寒さの一日。
雨がそぼ降る鉛色の空の下、中央線の東小金井まで足を伸ばす。
東小金井の珈琲屋台「出茶屋」と沖縄の珈琲屋台「ひばり屋」が
「屋台DUO」と称して、東小金井のオリーブガーデンで
珈琲の飲み比べを催すって言うので行ってみた。
江東区の荒川縁から、武蔵野の森まで1時間ほど電車を乗り継いで到着。
すでに鉛色の空も翳りを増していてどーんと重たくのしかかっている夕方、
スタジオジブリそばの園芸店「オリーブガーデン」へ。
雨空にもかかわらず方々から沢山のお客さんが見えていて、
「ひばり屋」も「出茶屋」もてんやわんやの大忙し。
手動のミルを膝に挟んで一所懸命、豆を挽いてる姿はなんとも。
「ひばり屋」さんとは沖縄以来の再会。
さっそくふたつの屋台の珈琲を飲み比べ。
寒空にはやはり濃厚なエスプレッソが腑に沁みて、旨い。
沖縄の黒糖菓子ともよく合って、おかわりをもらう。
それにしても、
なぜに珈琲はこんなにも人を魅了するのか。
大人になるまで飲めなかった珈琲だったのに、
一杯のエスプレッソがその後の人生を変えたという「ひばり屋」さんにせよ、
井戸水を鉄瓶で沸かしてドリップするこだわりの「出茶屋」さんにせよ、
珈琲を介した人との出会いが嬉しいから、このスタイルを貫いてるのだろう。
不思議だなあ、珈琲って。
そういや、ヨーロッパじゃ毎朝飲むカフェコンレチェの美味しかったこと。
珈琲とクロワッサン片手に行き交う人を眺めながら過ごす贅沢な朝は、
あのカフェコンレチェの濃厚な味があってこそ。
今でもあの味が忘れられないのだから、
旨い珈琲はそれだけ人を魅了する何かがあるのだろう。
珈琲屋台のおふたりも、そんな魅力を広めたいから、
こんなスタイルでお客さんと対峙して、一杯一杯に愛情を注いでるのだと思った。
⇒いやいや、逆説的に捉えれば、
世の中の珈琲が千差万別のひどい有り様で、
真に美味しい珈琲を提供したいって、その部分が核心なのかも。
⇒上田さん、どう思います?
実際、スタバの珈琲がすべてだと思われちゃ、
ブラジルで一粒一粒珈琲豆を収穫している人の苦労も浮かばれない。
なんだか、写真に似てるかもね。
写メだけが、写真だと思ってる若者たちに
アナログの魅力を伝えたい…そんなボクの気持ちに共振するものが
珈琲屋台のおふたりにはあったような気がした。
それって、愛でしょ…。
惚れ込んだ弱さかもね。