いつのまにか7月に入った。
実は今週の金曜日で、
半年務めていたビル清掃の仕事を辞した。
毎朝4時起きを半年休まず続けていたのだが、
この1ヶ月は仕事を掛け持ちしていたおかげで
2回も遅刻をしてしまった。
「森のせいかつ」更新中!
始発に乗れなかった時の茫然自失。
これ以上の無理は利かないと悟った。
だから、辞した。
おそらくこの1ヶ月は、
平均3時間ほどの睡眠を強要していたと思う。
慢性的な睡眠不足で目の下のクマが
日増しに黒くなった。
しかし、ビル清掃の仕事から得たものは大きい。
最終日前日、産業廃棄物のトラックの運ちゃんに
明日でやめることを伝えると、堰を切ったように話し始めた。
「おら、茨城でよ、もう年金もらっているんだけんどもよ」
「孫が4つでな、来年の七五三までは続けっぺぇと思ってんだ」
「息子がな、5年前に会社辞めてな、そりゃもう就職難で」
「結局地元のさ、福祉施設をわしが斡旋してな。今も働いてんだよも」
「やめてえ、やめてえ、いいくさりよってな」
「今度辞めっときは、おら知らんからな…て言ってやったんだ」
「別に仕事ツライわけでもあるまいしな…働けって」
「おらなんかな、日に日に足腰痛くなって…たまらんよぞ」
「確実にな、去年より体力ないって、わかるんだぁ」
「そいこつ、ツライっさぁ」
…。
20分ほど、ゴミ収集の手を休めて
一方的に話してくれたんだけども、
いやあ、茨城弁があたたかくてねえ。
ボクが仕事を辞めることと、
それほどのつながりは無さそうな話ではあったけど、
こうやって身の上話してくれるって
よほど嬉しかったんだろうかなぁ。
この半年、ただ顔を合わせて
「おはようございます!」と言い合うだけの仲。
世間話するような歳嵩でもないし、
お互い真面目にゴミ収集に精出して…って感じで、
ま、たまにトイレで鉢合わせするとか。
だから、こちらもうれしかった。
「次の仕事でも、がんばっぺなぁ」
茨城弁でエールをもらって、
いやあ、気合い入るなあ。
…というわけで、4時起きはとりあえず無くなった。
●
写真は、先週土曜日に神楽坂セッションハウスで行われた
「咲いた咲いたダンス花vol.11」の一こま。
先月行われた「いだくろ」のおふたりが参加する
全国大学生ダンサー「UDC」ユニオンの発表があるよ…と誘われ、
計3回、撮影させてもらった。
まずは全体を流して照明のタイミングなどを共有する時間に1回、
次に照明を入れ込んでみての通しで1回、
最後は本番前のゲネプロと呼ばれる通し練習で1回。
合計カット数は1000枚を軽く超えた。
FLICKR上にセレクト写真150枚ほどUP中!
合計11人の元大学生ダンサーたちが、
アイディアを持ち寄って構成された「らんぶる」という舞台。
様々な要素が再構築され、見ていて飽きることもなく、
本番まで合わせてボクは4回見ている訳だけど、
それぞれの回で楽しめた。
いや、でも圧巻だったのは、やはり本番で、
いままでの演技はなんだったの?と思わせるほど、
ダンサーそれぞれの気合いが違っていて、
キレがあり、俊敏でいて重厚で、すっかり魅了されてしまった。
一回り以上離れた若者たちの
肉体を駆使したパフォーマンス。
エネルギーに溢れていて、
屈託ないストレートな表出が清々しく、
やはり今の世代は、ボクら以上に肉体に敏感で、
ITなモノに囲まれているからこそ、
肉体が持つ白黒はっきりした感覚を絶対ととらえ、
生理的な善し悪しで判断しようとするのだろうと、感じた。
…おっと、眠くなってきたので、続きは明日。
実は今週の金曜日で、
半年務めていたビル清掃の仕事を辞した。
毎朝4時起きを半年休まず続けていたのだが、
この1ヶ月は仕事を掛け持ちしていたおかげで
2回も遅刻をしてしまった。
「森のせいかつ」更新中!
始発に乗れなかった時の茫然自失。
これ以上の無理は利かないと悟った。
だから、辞した。
おそらくこの1ヶ月は、
平均3時間ほどの睡眠を強要していたと思う。
慢性的な睡眠不足で目の下のクマが
日増しに黒くなった。
しかし、ビル清掃の仕事から得たものは大きい。
最終日前日、産業廃棄物のトラックの運ちゃんに
明日でやめることを伝えると、堰を切ったように話し始めた。
「おら、茨城でよ、もう年金もらっているんだけんどもよ」
「孫が4つでな、来年の七五三までは続けっぺぇと思ってんだ」
「息子がな、5年前に会社辞めてな、そりゃもう就職難で」
「結局地元のさ、福祉施設をわしが斡旋してな。今も働いてんだよも」
「やめてえ、やめてえ、いいくさりよってな」
「今度辞めっときは、おら知らんからな…て言ってやったんだ」
「別に仕事ツライわけでもあるまいしな…働けって」
「おらなんかな、日に日に足腰痛くなって…たまらんよぞ」
「確実にな、去年より体力ないって、わかるんだぁ」
「そいこつ、ツライっさぁ」
…。
20分ほど、ゴミ収集の手を休めて
一方的に話してくれたんだけども、
いやあ、茨城弁があたたかくてねえ。
ボクが仕事を辞めることと、
それほどのつながりは無さそうな話ではあったけど、
こうやって身の上話してくれるって
よほど嬉しかったんだろうかなぁ。
この半年、ただ顔を合わせて
「おはようございます!」と言い合うだけの仲。
世間話するような歳嵩でもないし、
お互い真面目にゴミ収集に精出して…って感じで、
ま、たまにトイレで鉢合わせするとか。
だから、こちらもうれしかった。
「次の仕事でも、がんばっぺなぁ」
茨城弁でエールをもらって、
いやあ、気合い入るなあ。
…というわけで、4時起きはとりあえず無くなった。
●
写真は、先週土曜日に神楽坂セッションハウスで行われた
「咲いた咲いたダンス花vol.11」の一こま。
先月行われた「いだくろ」のおふたりが参加する
全国大学生ダンサー「UDC」ユニオンの発表があるよ…と誘われ、
計3回、撮影させてもらった。
まずは全体を流して照明のタイミングなどを共有する時間に1回、
次に照明を入れ込んでみての通しで1回、
最後は本番前のゲネプロと呼ばれる通し練習で1回。
合計カット数は1000枚を軽く超えた。
FLICKR上にセレクト写真150枚ほどUP中!
合計11人の元大学生ダンサーたちが、
アイディアを持ち寄って構成された「らんぶる」という舞台。
様々な要素が再構築され、見ていて飽きることもなく、
本番まで合わせてボクは4回見ている訳だけど、
それぞれの回で楽しめた。
いや、でも圧巻だったのは、やはり本番で、
いままでの演技はなんだったの?と思わせるほど、
ダンサーそれぞれの気合いが違っていて、
キレがあり、俊敏でいて重厚で、すっかり魅了されてしまった。
一回り以上離れた若者たちの
肉体を駆使したパフォーマンス。
エネルギーに溢れていて、
屈託ないストレートな表出が清々しく、
やはり今の世代は、ボクら以上に肉体に敏感で、
ITなモノに囲まれているからこそ、
肉体が持つ白黒はっきりした感覚を絶対ととらえ、
生理的な善し悪しで判断しようとするのだろうと、感じた。
…おっと、眠くなってきたので、続きは明日。