0706-0708 China
マイクを音源に近づけた「オンマイク」と、
マイクを離して録る「オフマイク」。
距離があるから、空気ごと音が録れる。
すると、音が普遍性を持つ。
時代が、宇宙が、全部おさまっているような音…になる。
それが「オフマイク」だと、細野氏は気を吐く。
それはアナログとデジタルの特性を語っている。
…とボクは思った。
新聞紙で読まれる時世と、WEBで取り込む世の流れと、
とらえ方はまったく違っていて、
新聞紙は「オフマイク」で、WEBは「オンマイク」だと考える。
マイクを音源に近づける「オンマイク」は
事件そのものを取り込むには非常に効果的かもしれないが、
マイクを離してとらえる「オフマイク」は
事件の周りにある空気感や普遍性などもしっかり「雑音」として
読者の心に入り込む。
それは、時事漫画だったり、コラムだったり、
社評だったり、読者の声だったりするのかもしれないけど、
そういったさまざまな位相で共時的に発生する思考や論考が、
結構、そのものズバリを言い当てていて、一人合点するのだ。
現代の思考感覚そのものともリンクしている。
書店を賑わすビジネス書や生き方指南などのHowto本が「オンマイク」で、
時代を映したArt展覧会や写真集、老獪な作家の小説などが「オフマイク」。
アナログならではの「雑音」が、次代の符牒を発信している…のではないか。
写真にもそれは当てはまると勝手に思っていて、
解像度と感度ばかりに意識がいったデジタル指向は、
大きく振り子を戻しつつあって、
フィルムならではの空気感や温度、匂いといったものが発せられた写真が、
これからの時代には恰好な表現なのではないか…と、
自身の解像度と感度を上げるべく、日夜研鑽するのだけれど、
たとえば、女性の美意識そのものも変化をしていて、
化粧品会社が煽る「アンチエイジング」や「見た目の美しさ」
…といった「オンマイク」な指向には、実際女性も辟易していて、
「マクロビオティック」や「ヨガ」…といった体内循環、淀みない肉体に
…人生そのものを見た「オフマイク」な美意識を指向していないか…
突き詰めてしまえばその「生命を尊う」指向が、
情報が過剰に供給され、バランスを失った現代社会への警鐘として、
これからは大きなうねりになるのではと、期待を寄せているのだ。
「オンマイク」から「オフマイク」へ。
まさに的を射たり…なキーワードだった。
マイクを音源に近づけた「オンマイク」と、
マイクを離して録る「オフマイク」。
距離があるから、空気ごと音が録れる。
すると、音が普遍性を持つ。
時代が、宇宙が、全部おさまっているような音…になる。
それが「オフマイク」だと、細野氏は気を吐く。
それはアナログとデジタルの特性を語っている。
…とボクは思った。
新聞紙で読まれる時世と、WEBで取り込む世の流れと、
とらえ方はまったく違っていて、
新聞紙は「オフマイク」で、WEBは「オンマイク」だと考える。
マイクを音源に近づける「オンマイク」は
事件そのものを取り込むには非常に効果的かもしれないが、
マイクを離してとらえる「オフマイク」は
事件の周りにある空気感や普遍性などもしっかり「雑音」として
読者の心に入り込む。
それは、時事漫画だったり、コラムだったり、
社評だったり、読者の声だったりするのかもしれないけど、
そういったさまざまな位相で共時的に発生する思考や論考が、
結構、そのものズバリを言い当てていて、一人合点するのだ。
現代の思考感覚そのものともリンクしている。
書店を賑わすビジネス書や生き方指南などのHowto本が「オンマイク」で、
時代を映したArt展覧会や写真集、老獪な作家の小説などが「オフマイク」。
アナログならではの「雑音」が、次代の符牒を発信している…のではないか。
写真にもそれは当てはまると勝手に思っていて、
解像度と感度ばかりに意識がいったデジタル指向は、
大きく振り子を戻しつつあって、
フィルムならではの空気感や温度、匂いといったものが発せられた写真が、
これからの時代には恰好な表現なのではないか…と、
自身の解像度と感度を上げるべく、日夜研鑽するのだけれど、
たとえば、女性の美意識そのものも変化をしていて、
化粧品会社が煽る「アンチエイジング」や「見た目の美しさ」
…といった「オンマイク」な指向には、実際女性も辟易していて、
「マクロビオティック」や「ヨガ」…といった体内循環、淀みない肉体に
…人生そのものを見た「オフマイク」な美意識を指向していないか…
突き詰めてしまえばその「生命を尊う」指向が、
情報が過剰に供給され、バランスを失った現代社会への警鐘として、
これからは大きなうねりになるのではと、期待を寄せているのだ。
「オンマイク」から「オフマイク」へ。
まさに的を射たり…なキーワードだった。