アガンベンは、難民問題の本質は、
難民が法の保護を受けないことにあると言っています。
つまり難民は法の保護を受けない異例状態に置かれている人たちで、国家の保護はない。
だからある種非国家的存在、あるいは国家を超えた存在と言ってもいい側面があるんです。
国家の保護も受けない代わりに国家の管理も受けない。
無法状態に置かれる。
それは流動性や多様性を持っている人たちと考えることができる。
(辻信一『弱さの思想』より)
難民が法の保護を受けないことにあると言っています。
つまり難民は法の保護を受けない異例状態に置かれている人たちで、国家の保護はない。
だからある種非国家的存在、あるいは国家を超えた存在と言ってもいい側面があるんです。
国家の保護も受けない代わりに国家の管理も受けない。
無法状態に置かれる。
それは流動性や多様性を持っている人たちと考えることができる。
(辻信一『弱さの思想』より)