新年の一文字、妻は「身」で、ボクは「象」。
どちらもゴロンとした塊を感じさせる書となった。
妻の「身」…「身につける」「身を立てる」
カラダ、肉体、生き方、立場など
実在「ここに、在る」にこだわる生き方。
ボクの「象」…「森羅万象」「かたどる」「ガネーシャ」「ぞう」
ゴロンとした大きなもの、人知を越えた存在、
曖昧模糊としたものを表象する、かたどる力、
そういった触感的なものを意識したい。
「ガネーシャ」は繁栄の神でもある。
期せずして、ふたりとも身体的な一文字を選んだ。
被災地を巡り、現場の生々しさを間近に体験し、
罹災した方々の現実をしかと受け止め、
今求められているのは、覚醒することだと自覚した2011。
サイバーネットワークが発達し、
スマートフォンを駆使した書き込みが氾濫、
あらゆる出来事や感情や言葉が、即座に均質の情報として
まるめこまれている現代社会の歪み。
「終わりなき日常」の退屈を「情報のレイヤー」で彩り、
「いま、ここに」居ながらにしてあらゆる「キャラ」に生きる。
それは「生」を正面から受け止めていないのではないか?
つまりはリアルな「死」すら去勢することにならないか?
そのような疑いを持ち始めると、現出する物事すべてが
うまい具合に操作され、「物語化」された加工物に思えてくる。
コンピュータを介してしかアウトプットできないデジタル時代において
世の中の事象はすべて、調理加工され食べやすい大きさに処理された「商品」ではないか?
リテラシーやコンプライアンスという言葉には
どこまでも人間至上主義な響きが残る。
「言語化」する「物語化」する過程で排除された
「未分化」な要素、「理解不能」な要素に注意を払うこと。
10ヶ月前に起こった震災は、そのことを示していないか?
2012年は、リアルに向き合う年にする。
しかし、目に見えるものだけが「リアル」ではない。
人は何故、拝むのか?祈るのか?
そこには己の「生」や「死」を超えた
「大いなる存在」を認識しているのではないか?
そこに「真実」はないか?
そこが「本質」なのではないか?
「意味化」し隈取られた物質の輪郭をぼやかし、
眼を細めて遠くから眺めてみれば、
その「大いなる存在」が、見えてくるのではないか。
その追求が今年の「生き様」である。
どちらもゴロンとした塊を感じさせる書となった。
妻の「身」…「身につける」「身を立てる」
カラダ、肉体、生き方、立場など
実在「ここに、在る」にこだわる生き方。
ボクの「象」…「森羅万象」「かたどる」「ガネーシャ」「ぞう」
ゴロンとした大きなもの、人知を越えた存在、
曖昧模糊としたものを表象する、かたどる力、
そういった触感的なものを意識したい。
「ガネーシャ」は繁栄の神でもある。
期せずして、ふたりとも身体的な一文字を選んだ。
被災地を巡り、現場の生々しさを間近に体験し、
罹災した方々の現実をしかと受け止め、
今求められているのは、覚醒することだと自覚した2011。
サイバーネットワークが発達し、
スマートフォンを駆使した書き込みが氾濫、
あらゆる出来事や感情や言葉が、即座に均質の情報として
まるめこまれている現代社会の歪み。
「終わりなき日常」の退屈を「情報のレイヤー」で彩り、
「いま、ここに」居ながらにしてあらゆる「キャラ」に生きる。
それは「生」を正面から受け止めていないのではないか?
つまりはリアルな「死」すら去勢することにならないか?
そのような疑いを持ち始めると、現出する物事すべてが
うまい具合に操作され、「物語化」された加工物に思えてくる。
コンピュータを介してしかアウトプットできないデジタル時代において
世の中の事象はすべて、調理加工され食べやすい大きさに処理された「商品」ではないか?
リテラシーやコンプライアンスという言葉には
どこまでも人間至上主義な響きが残る。
「言語化」する「物語化」する過程で排除された
「未分化」な要素、「理解不能」な要素に注意を払うこと。
10ヶ月前に起こった震災は、そのことを示していないか?
2012年は、リアルに向き合う年にする。
しかし、目に見えるものだけが「リアル」ではない。
人は何故、拝むのか?祈るのか?
そこには己の「生」や「死」を超えた
「大いなる存在」を認識しているのではないか?
そこに「真実」はないか?
そこが「本質」なのではないか?
「意味化」し隈取られた物質の輪郭をぼやかし、
眼を細めて遠くから眺めてみれば、
その「大いなる存在」が、見えてくるのではないか。
その追求が今年の「生き様」である。
波紋音を奏でる永田砂知子さん。
クロージングイベントの予定調和を瓦解させるがごとく
連打で繰り出す波紋音のパルスは、エロスそのもの。
大野一雄、土方巽、三島由紀夫、澁澤達彦、岡本太郎、
この5人の魂を招き寄せるかのような、地殻を揺るがす打刻に、
見ているこちらもそわそわ…しだした。
魂…マブヤ~。
5人の巨星が死してなお、
その不在が嘆かわしきコトであるような、
現世の拠り所のなさを、
招魂によってあぶり出すかのごとし。
今一度、完膚なきまで刻み込みたいと
思わせる怒濤の演奏だった。
クロージングイベントの予定調和を瓦解させるがごとく
連打で繰り出す波紋音のパルスは、エロスそのもの。
大野一雄、土方巽、三島由紀夫、澁澤達彦、岡本太郎、
この5人の魂を招き寄せるかのような、地殻を揺るがす打刻に、
見ているこちらもそわそわ…しだした。
魂…マブヤ~。
5人の巨星が死してなお、
その不在が嘆かわしきコトであるような、
現世の拠り所のなさを、
招魂によってあぶり出すかのごとし。
今一度、完膚なきまで刻み込みたいと
思わせる怒濤の演奏だった。
八王子のspace0426にて。
ゲネ撮影。「call_me」というタイトルのもの哀しさが、秀逸。
Contemporary Dance Performance
【 CROSS-ROOM 】vol.3
2012年1月8日(日) Open:17:00/Start:18:00
1月9日(月) Open:16:00/Start:17:00
¥2500(1drink)
<dancer>
・田上 和佳奈
・竹田 栄次
・河合 史菜
・高橋 幸平
・井田 亜彩実
<guest dancer>
・沼田志歩&梶谷拓郎
ゲネ撮影。「call_me」というタイトルのもの哀しさが、秀逸。
Contemporary Dance Performance
【 CROSS-ROOM 】vol.3
2012年1月8日(日) Open:17:00/Start:18:00
1月9日(月) Open:16:00/Start:17:00
¥2500(1drink)
<dancer>
・田上 和佳奈
・竹田 栄次
・河合 史菜
・高橋 幸平
・井田 亜彩実
<guest dancer>
・沼田志歩&梶谷拓郎