札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

札幌の建築探訪 中央区⑥

2021-02-04 00:07:23 | 札幌市中央区

 

 

 

「北海道拓殖銀行旧本店」     

 

所在地 中央区宮の森910

建築年 明治42(1909)年 昭和34(1959)年移築

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 現存していません

 

元々は大通り3丁目の旧拓銀本店の場所に建っていました(現大通ビッセビル)

昭和34年に大倉山シャンツェに行く途中に移築されています。

そこで銀行としての機能を終わっていましたが平成14年解体されました。

昔の銀行らしい石造りの重厚な建物のようですね 一度は見たかったなぁ


※「伊藤組80年史」より

 

 

「工藤宅」     

 

所在地 中央区北2条西20丁目

建築年 昭和9(1934)年ころ

指定等 

開館時 現存していません *現在はマンションが建っています

 

2階建ての洋館部分と和風の平屋からなっていました。

切り妻屋根が印象的で昔も今もモダンな住宅ですね

2010年のストリートビューには載っておらず解体後にすぐマンション建設だったかも知れません。

 

 

 

 

「ストロベリーフィールド」 旧大賀宅 *建物名は「札幌の建築探訪」に準じています。    

 

所在地 中央区北3条西21丁目

建築年 大正末

指定等 

開館時 現存していません *現在マンション?建設中

 

元々は北海道帝国大学工学部の大賀教授の自宅として建築されました。

その後、喫茶店やレストランになりましたが閉鎖を経て令和2年に建設が始まりました。

完成は令和3年ですがマンションになるかと。

 

 

2010年のストリートビューには店舗は閉鎖されているけど建物は残っています。

異なる腰折れ屋根が特徴のようですね。雑草が閉鎖期間の長さを伺えます

 

こちらが2020年9月撮影のもの 工事が始まっていますが……

 

この倉庫だけが残されていました

また確認してみます。

 

 

 

「K氏宅」     

 

所在地 

建築年 昭和初期

指定等 

開館時 個人宅のため無し

休館日 個人宅のため無し

入館料 個人宅のため無し

 

広大な敷地に建つ個性的なお屋敷です。

現在は向かって左側の敷地内に住宅が建てられました。

 

こちらは裏手の道路沿いです

下見板張りで勝手口はこちらだと思います。

 

K氏宅で特徴的なのはこのスクラッチタイルでしょう

(表面に櫛引の浅い平行の溝が入ったタイル)

 

平坦な屋根に見えますが以前は2階建てで、これも印象的な半円のアーチ型の3連窓やペイウィンドウなど

個性的な洋館でした。

 

2020年8月、21年1月撮影

 

 

 

「T氏宅」     

 

所在地 

建築年 大正10(1921)年

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 個人宅のため無し

休館日 個人宅のため無し

入館料 個人宅のため無し

 

現在は隣地に新築され住居とはしていないようです?

 

大正時代の建物ですが綺麗にペイントされていますね

 

この界隈はかつて「博士村」「大学村」と呼ばれ北大の教授たちが住んでいました。

さっぽろ・ふるさと文化百選に選ばれた時は6軒が建っていたが

現在は2軒を残すのみです。

大正元年から「村会」を毎月持ち回りで開いていて、平成7年まで続いていたようですよ

 

2020年8月撮影

 

 

 

「H氏宅」    

 

所在地 

建築年 昭和7(1932)

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 個人宅のため無し

休館日 個人宅のため無し

入館料 個人宅のため無し

 

こちらもK氏宅と同様に北大教授のお宅で「村会」のメンバーの住宅でした。

 

いくつかの改築が行われており鬱蒼とした木々からは内部の様子はほとんどわかりません。

 

建物はさっぽろ・ふるさと文化百選に選ばれていますが

こちらは特にそっとしておいて欲しいようですね

 

 

2020年8月撮影

 

 

「札幌の建築探訪」中央区はこれで終了です

書籍以外の気になった建物は⑦から載せていきます。