かりな♡ちゃん、ハイ!

花火屋さんからもらった仔犬は、やんちゃで受け口だけど出っ歯な、もとい立派な犬に成長しました。
でもかりなハイはやめて。

猫の玉置さん

2018-10-10 13:19:55 | 日記
昔、まだ、野良猫も人間も、ゆるく生きてた時代、ボロボロの猫がうちにやって来た。
汚い茶トラの猫で、年寄りなのか、動きも鈍い。
カリカリ(ドライフード)をあげると、美味しそうに食べる。
年寄りだから、餌にありつけないのかな?と、可哀想に思い、訪ねてくる度にカリカリをあげていた。
「も〜」
その猫は猫らしくない声で鳴く。
喉から絞り出すような…囁くような…
ん?何処かで聞いたぞ。
そうだ、安全地帯の玉置さんの声だ‼︎
あーっ、スッキリした。
それから、その猫は「玉置さん」と、呼ばれる。
玉置さんは、ほぼ毎日、その甘い声で囁きながらカリカリを催促しに来るのだった。

…さぁて、その後の玉置さんは?
年寄りと思ってた玉置さんが、とっても素早い動きで、鳩を狩っている姿を見てしまった。あれは若い猫の動きだ。
うちにも猫がいて、玉置さんが来ると、家の中でフーフー威嚇するので、少し閉口していた。そんなこんなで、同情して損した…と、カリカリをあげるのをやめると、また、放浪の旅に出ていきましたとさ。
めでたし、めでたし…⁈
コメント (2)
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