かりな♡ちゃん、ハイ!

花火屋さんからもらった仔犬は、やんちゃで受け口だけど出っ歯な、もとい立派な犬に成長しました。
でもかりなハイはやめて。

足(番外編)

2020-08-24 05:21:00 | 番外編
父が右足の膝から下を切断した。

足の血の流れを良くする手術をして入院していた父。2度目の手術だったので、楽観視していたら、深夜に危ないから来てくれとの電話。
その時は持ち直したので夜が明けて病院へ。

薬を誤嚥したとの事。
ICUで呼吸器に繋がれて眠らされてる父。
医者から、肺炎と足の治療を並行してするよりも、足を諦め肺炎を治す方を優先するのが最善の方法だと告げられる。
姉の会社の人のお父さんが、こんな状態で、足を切断したら亡くなった…と言う話を以前聞いていたのを思い出し、何故か可笑しくて仕方なかった(コロナでマスクしてて良かった)

昔、色々あって、父の事は大嫌いだったので、簡単に命を存える方を選択した。

休みを挟んで週明けに手術をするのに、看護師さんより重大なお知らせが…

で、で、で…(キムタクかっ)

切断した足は火葬をしなければいけないとの事(部位が大きいから)その手続きなどはこちらがしなければいけないらしい。
その日の火葬は役所の手続きが間に合わない。
かと言って、足を持ち帰りたくない。
結局、葬儀屋さんに頼んだ。
水曜日の火葬で弟が骨を拾ってくれるとの事。
その骨は、誰もいない実家に置く事に決めた。

手術が終わりICUで父と面会した。
当たり前だけど、まだ眠っている父の右足は膝から下が無かった。
大嫌いな父だけど、この決断は正しかったのかと、今更ながら思う。
このまま目覚めないで死んでしまったのなら、切断なんてしない方が良かったんじゃないか?
回復したとして、父はどう思うのか?
「お父さん、頑張ってよ!」
心からそう思った。

さて、持って帰った足の骨は…

祖父と祖母の眠る仏壇に置くより、大好きだったテレビの前に置いてきたよ。
と、弟が自慢げに言った。
ん⁈

足なんだけど




鷺と亀…なんか惜しい


コメント
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