テーブルはかりなの巣。
下に潜るだけではなく、上にも上がる。
「まがりにも食卓だよ…降りなさい」
飼い主の言う事など聞く耳持たず。その大きな耳は紛い物か?
そして、かりなはテーブルの上の物を器用に前足でひとつずつ落としてゆく。
悪い奴だ!
テーブルの上を広くして寛ぎたい様子。
「かりなっ!降りんかい」
強めに言ってみたが、降りやしない。
引きずり降ろそうとするが、踏ん張る踏ん張る。やっとの思いで引きずり降ろしてもまた上がる。
上がりたい日みたいだ。
辟易して、降ろすのを諦めたらこんなポーズ。
銅像の様に威厳を放つかりな様
完全に飼い主はかりなにナメられている。
しかーし!
飼い主姉からテーブルの上になんか上がってるのを見つかったら
「かりなぁ!!」
の一言でかりなはテーブルの上から一目散に降りて、巣の中に潜るのであった。
「お〜こわっ」
★おまけの話★
「鬼は外!福は内!」
豆まきをした。
最近は、恵方巻は食べても家で豆まきはしないのかな?
そう言う声を聞いた事がない。
飼い主母が言った。
「昔は節分の日に外を歩いてたら、よく豆が飛んで来て、当たって痛かった」
ってさ。
本当かよっ