夕方、姉とお散歩中、かりなの歩き方が何だかおかしい。
右前足をピョコピョコと引きずりながら歩く。
いつもの様に無理矢理引っ張る事が出来ず、宥め宥め行く。
帰りには「かりな」から「ピョコタン」に名前が代わっていた。
家に帰って、慌てて足を確認したら、どうやら右前足の肉球が腫れている。
かりなが我が儘な散歩をするので、無理矢理引っ張るから足を傷つけたのかも…と反省。
しかし、擦り傷も棘が刺さった形跡も無い。
触ってもたいして痛がらない。
とりあえず、消毒をする。
夜のお散歩の時も、ピョコタンと足を引きずる。明日は日曜で病院が閉まってるし、どうしよう…
とりあえず、消毒をする。
日曜の朝、まだ、ピョコタン。
いつも、お散歩に行かないと駄々をこねるのを無理矢理引っ張って行くのだけど、今日はかりなの好きなようにさせる。
何故か猫を追いかけたり、餌を見せたりすると、普通に歩く。
とりあえず消毒をする。
家にいても前足を気にする。
母が心配し
「明日は絶対に病院に連れて行こう」
と言う。
姉は会社だから、私があの暴れ犬を連れて行かなければならないと言う重圧に押し潰されそうになりながら
「うん」
と返事をする。
とりあえず消毒をする。
翌昼過ぎ、ピョコタンを母と一緒に病院へ連れて行く。
ピョコタンはある場所に行くと全く動かなくなるのだが、母と一緒なら歩く。
母が心配なのか、母を気にしながら歩く。
なんだか優しい犬だ。
しかーし、
私はピョコタンとお婆さん(母)を連れて歩いてるので、非常に疲れる。
例の如く、病院の前でイヤイヤをして動かなくなるので、抱きかかえ病院の中へ。
結果、皮膚病だった。
お薬は舐めてしまうだろうから、お散歩から帰ったら小忠実に足を洗う様にと、シャンプーを貰った。
重い重いと思ってたら、ヤツはまた肥えていた。
帰り際に先生が一言…
「もうすぐ雷の季節やねぇ」
去年のクレィジィドッグ暴れ犬ばかりなを思い出し、泣きたくなる。
そうして、家に帰ると…
あれっ!?
ピョコタンは?
何故か普通に歩く、ばかりな。
皮膚病と聞いて安心したのか?
ムカつく犬である。
コロナ
母の他県(母の地元)に住む親友が、3月に癌で亡くなっていた。
11月頃からずっと連絡が取れず、母の他の友達が片っ端から病院に電話して、やっと入院している事がわかった。
でもコロナのせいで、そこまでしか調べられなかった。
母が病院に手紙を書いたのだけど、宛先不明で戻ってきた。退院をしていたらしい。
お手上げだ。
先日、娘さんからの電話で亡くなった事を知らされ、電話口で号泣する母。
一人暮らしをしていたマンションに出した手紙を見つけ知らせてくれたらしい。
コロナが終息したら、一緒にカラオケしよう、昔、教えてくれた歌の2番を教えてね
そう言う会話が最後だったらしい。
お盆に帰省した時に、無理矢理にでも会わせてあげたら良かった。
後の祭りだ。
コロナはこんな事でも身近に迫っている。
トライアル失敗(アレルギーが出た為)で帰ってきた仔猫。
親猫が恋しかったのか親猫から離れない。
この仔猫に愛の手を