ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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暑い日はオルタネーターも能力低下

2020-09-03 |  サブバッテリー

今年の夏は例年に比べて暑い暑い。

最近では、キャンカーに家庭用エアコンを取付けるのが当たり前のようになって来たが、それに伴ってトラブルも多い。

今回はエアコンと言うか、もとの電気を生み出すオルタネーターの話。

盆明けにカムロードに乗るキャン友さんから、暑いのでエアコンを多用しているが、走行充電で思うように充電出来ないとグチをこぼす。

それについては、うちのジルでも経験があって以前にブログにもアップしたと思って探したが分からない。

 

オルタネーターはバッテリーを充電しながら車で使う電力を発電する。

最近は燃費向上のために充電制御で発電量は極力抑えられている。

バッテリは温度が高くなると化学反応が活発になり、充電されやすくなる。

自動車は下はマイナス30度から上は40度以上の環境下で使うが、バッテリーの充電電圧はそれに伴って左右されるので14.5V~13.2Vくらいに大きく変化させて過充電にならないように充電をコントロールしている。

 

 

調整する電圧は一般的に20度のときに14.5Vくらい。

オルタネーターの温度補償は、本体温度が10度上昇すると発電電圧は0.1V程度低下すると言われているが、車種や年式によって設定が違う。

エンジンが掛かるとベルトでつながったオルタネーターが回転してすぐに温度が上昇して高温になる。

構造はローターコイルに電流を流して電磁石にして回転させると、ステーター (外側のコイル) に交流電流が流れて発電する。

発電した電流はレクティファイア (シリコン整流器)で整流されて直流になる。

ICレギュレーターはローターコイルに流す電圧と電流を調整して発電量をコントロールする。

 

 

ICレギュレーターは、温度によって特性を変化させる。

気温が低いとバッテリーが充電されにくいので調整電圧は高めに、気温が高いとバッテリーの電解液の蒸発による電気性能の劣化防止のために調整電圧は抑えられている。

オルタネーターはメインバッテリーにつながっているのでオルタネーターの実際の発電電圧は測定できない。

測っているのはバッテリーの電圧であってオルタネーターの発電電圧はわずかに高い。

 

 

オルタネーターの130Aが付いていても、夏の暑い日は充電電圧が低いので思うように充電出来ない状況が発生する。

電子マニュアルを見てもディーラーに問合せても、詳しい資料が出て来ないので具体的な数値で表わせないのが残念。

最近の充電制御車はもっと複雑な働きをして燃費向上を図っているので、サブバッテリーへの充電は中々そのままでは入らない。

 

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コメント (4)
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