PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

中古マンションのすすめ21

2012-12-14 18:57:58 | 日記
 マンションは遮音性によって住み心地に大きく影響します。とくに注意したい

のは「床のつくり」なんです。

 ポイントは、コンクリートの厚になります。床・天井・壁のコンクリートが

防音の重要な役割を果たしています。もっとも気になるのはやはり階上からの

音です。人が歩いたり子供が飛び跳ねたりする「ドスン」といった感覚の「重量衝撃音」

イスを引いたりスプーンを落としたときの「カチン」といった感覚の「軽量床衝撃音」

の2種類があり、床スラブのコンクリートの厚さで伝わり方は変わってきます。

 最近のマンションでは、床スラブの厚みを180ミリ~200ミリ程度にして防音性を

高めていますが、古いマンションは、150ミリ程度が通常となっています。

 フローリングの構造にも注意が必要です。古いマンションの場合は、直貼り床

になっているマンションが殆どだと考えていいでしょう。ここ10年前後、以降の

マンションは、二重床や遮音フローリングを採用してきていますので防音性はかなり

アップされてきています。遮音等級を表すL値の数字が低いほど遮音性が良いとされており


 L-60の場合:スリッパの歩行音が良く聞こえたり、上階の生活行為が分る程度

 L-55の場合:イスを引きずる音がうるさく感じる程度

 L-50の場合:イスの引きずる音が聞こえる程度

 Lー45の場合:スプーンを落とすとかすかに聞こえる程度

 L-40の場合:気配は感じるが気にならない

となっています。築10年前後以降のマンションは、殆どL-45を採用しており、L-40は、

を採用しているマンションは少ないです。この遮音フローリングは、歩いた時に床が沈むように

感じますので、初めての方は頼りない感覚を持たれます。


 では、本日はここまでとさせていただきます。いつも読んで頂きありがとうございます。