私のメルボルンライフ

メルボルンでの移住生活をのんびりと綴っています。

心に響いた言葉たち~感謝~

2019-11-16 | 学校生活
皆さま。こんにちは。お久しぶりとなりました。


こちらメルボルンは、ようやく夏の始まりを感じるようになりました。1日に四季があると言われるように、気温も朝は10度以下だったのが急上昇して20度を超えたり、快晴→いきなりの雨・嵐→また日が差し込んだと思ったら→気温の急降下。。。と、気温に関しては、20度くらいの前後差は日常茶飯事。


クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、西オーストラリアでは、多くの場所で山火事が発生しており、気が気ではない状況です。身の安全と早めの避難、どうか一刻も早い鎮静をお祈りします。


これからの時期、ここメルボルンでもかなり気温が上昇します。火気の使用を全面的に禁止する”TOTAL FAIR BAN"という警報が発令され、バーベキューや喫煙など、屋外全てで火の使用ができなくなります。


そしてところどころにこういったサインが表示されます。一番右の赤黒ゾーンになるとかなり危険な状態で”大災害” レベルとなります。これからの時期、暑い中野外活動をされる方はくれぐれもこのサインをお見逃しなく。山林では逃げ道も限られてきます。どうぞお気をつけください。




ということで、時候のご挨拶から入ったら本題からかなり外れてしまいましたbikkuri


現在、ESW(エデュケーション・スタッフ・ワーカー)という立場で勉強をしているのですが、これは小学校や中学校・高校の先生とコラボレーションをして、様々な形でクラスマネージメントのサポートをする仕事です。


授業での理論的情報や、実際の教育現場での活動、オブザーブ、ケーススタデイを通して、主には表面に明確に現れないまでも潜在的にソーシャルの問題や、家庭環境の問題、集中力がなく授業についていけなかったり、授業とはまるでかけ離れた行動や言動をしている子供達に個別についたり、実際の学校活動を通して様々なことを学んでいます。


何せ、こちらでの学校時代のバックグラウンドがないので、想像力とアドレナリンを大放出して奮闘中。


こちらはPREPという小学校1年生前の準備クラスから含めると小学校は7年間、その上の中学校・高校は6年間でセカンダリーと言われています。


今回はそのPREPクラス~5年生の普通クラス、6年生の日本語クラスと実に様々な学年に入りました。


小学校2年生のクラスでは、何回か顔を合わせていると馴染んでくるのか何処かへ移動する時は、手を繋いでくれて嬉しそうに”I have a new friend!"と先生に紹介してくれました。この子とは一緒にサンドイッチを作る工程を自分で考え、その手順をノートに書き最後にそのサンドイッチの絵を描くというライティングの作業をしました。いつもニコニコでお話しています。


ちょっと大変だったのが、その日は朝から終日5年生のクラスに入っていたのですが、前々回の授業から個人行動が気になるなと思っていた子でした。先生の話すことも全然聞いてなく、他の子の意識を外らせるのでとうとう最後はみんなから離れた場所に座らせられてしまいました。その後その子と2人でリーディングや算数の課題作業をしたのですが、集中力がすぐ途切れやすく俯いて寝たふりをしてしまいます。5年生ともなると自己意識もあるので、色々な試行錯誤はありましたが、なんとか最後は先生から”ここまでは終わらせてね”と言われていた課題を終えました。ソーシャル、集中力欠如の問題、家庭環境などの影響はあるにしろ、笑顔が素敵で、そんな中でも一生懸命私の完璧ではない発音を教えてくれたりして、笑顔でなんとか終えた課題でした。最後は”I like you”なんてちょっと照れてしまうような言葉を言ってくれました。もちろん”I like you,too!"とお返ししましたけど。その子達が学校へ来るのが嫌にならないように・・・をとりあえずの目標にと思います。


うちの子は小4と中2で、それぞれの過程を過ごしているわけですが、実際の小学校の中身を知るまでは計り知れない部分も多くあり、先生方は毎日すごい活力が必要だなと実感しました。
特にしつけ面はかなり厳しく、基本中の基本ですが出したものを元に戻す、ちゃんと座る、人が話している時は静かにする、物はぞんざいに扱わないなど、できないとかなり本気で指導します。できない子も多いのです。その後泣きべそをかく子もいて。


先生の中には、厳しい中にも笑顔や声のトーンや物腰が柔らかい方もて、そういう方の言葉には魂がこもっていて、スゥーと心に響いてきます。やはり生徒もそういう先生には質問も多い。客観的に見ると多くの部分で学ぶことが明確になりつつあり、多くの反省点がありました。ここ数週間はアサイメントの提出が立て続けで落ち着きませんでしたが、なんとか今年は乗り切れました。


最後に、ここの小学校6年生数十名は、先日日本ツアーに旅立ちました。日本語の授業では広島の原爆を取り上げていて、衝撃的な映像もあり、原爆の脅威を知らない子供達がどのように受け止めているかは個々様々です。このツアーでは大阪、広島(原爆ドーム訪問)東京・横浜(カップヌードルミュージアムやポケモンセンターなど)行きます。
私の小学校時代は、毎年夏休みには広島・長崎の原爆映画を学校で開催していましたので、ある程度の知識はありますが、この子供達が実際の地を訪問することで何か感じ取ってくれたら幸いですね。


ということで、学校のみんなが折った鶴を束にするお手伝いをして、心だけでも届けてくれたら嬉しい限りです。どうか皆、日本ツアーを楽しんで無事に帰ってきてください。




そして、もうすぐクリスマス~今年のクリスマスはどうなるか?まだ決めていませんが、またちょこちょこUPしていきますmeromero









これで何度目の新しいことだろう

2019-09-06 | 学校生活

皆さん、こんにちは。


メルボルンはなが~い冬が明け、ようやく春めいてきたようなそうでないような。。。


あちらこちらに、ピンクの梅や桜?らしい花が満開ですが、今日は花冷えの1日でした。


さて、今日は少し最近の様子なんかを書いてみようかと思います。


あれは、まだ2019年初冬のメルボルン、雨の降る寒い日でした。


以前から興味のあったEducation &Support の勉強を始めようかなぁということで、大学の説明会に参加しました。


それから、それから色々と検討したり、該当コースの申請手続き、『Working With Children Check』や『Police Check』、『Health Check』、そして私はこちらのYEAR12(高校)を終了していないので、このコースに対応できるかどうかの、英語と数学のテスト諸々。。。(√とかXっていつぶり?!)


ちなみにオーストラリアでは、子供や学童に関わる場所で何かしら従事するには、必ずこの『WWCC』や『Police Check』が必要です。


その後、しばらく審査があり無事に大学から入学許可がおり、さぁタイムテーブルをっと確認したところ何と!スタートがちょうど日本へ旅立つ日だったのです。


日本行きの2日前にオリエンテーションに参加し、学生証も入手。


一応学生課なるものに確認のメールをし、返信はなかったものの日本から戻った週明けの月曜から3週間遅れで何とか滑り込みセーフ!


3週間の授業の遅れや、9月から早速始まるWork Placement(教育実習)の場所の申請、履歴書提出、そして面接などで、日本での思い出に浸る間もなく次から次へと矢継ぎ早にやる事盛りだくさん。。。


それでも何とか実習の小学校も決まり、大学にも通いながら今週から勤務しています。


過去に日本では某英会話学校で勤務していたのですが、どちらかというとマネージメント側だったので、教師ではないのですが、教える立場はどんなものなのか、果たしてこの仕事が自分に向いているかはまだ未知の世界。


今担当しているのは、たまたまその小学校に『日本語』の授業がありYear1~6まで。結構なボリューム。先生は日本人ではないのですが、本当にエネルギッシュ、ダイナミック、オーガナイズもバッチリされていて熱意のある方です。


現在は、3校で約700名以上の小学生にもう20年以上も日本語を教えている。とのことでとても嬉しく思いました。


後もう1日は、Year4,5,6の普通学級の子供たちをみています。


そして私もまた新しい出会いとスタートをきるのはこれで何回目になったでしょうか?


こちらでは、まだ子供が小さかったため、旦那の勤務時間とのバランスをとりながら、はじめはバイトから、派遣会社経由のお仕事も何件か。


その後、フルタイムのお仕事を7年、転職も経験し、その都度『はじめまして』の回数も増え、何だかもう場慣れしてきたというか、相当メンタルも鍛えられてきたような気がします。


でもいくつになってもこうやって新しい環境で(今回は学びですが)はじめられるのは、大変だけど人生の勉強にもなるなぁと思います。


それにしても、子供達のエネルギーには圧倒されますが、学びたい!知りたい!興味がある!好き!という彼らのサポートができることは本当に嬉しい毎日です。


大学では、まだ基本的な内容や、児童養護理論やそれを実践に活かすには?自閉症、ADHD、学習障害なども深く学んでいき、来年になると養護学校での実習もあるようです。


小学生でも制服のあるオーストラリア

2019-06-23 | 学校生活
いつもこの『私のメルボルンライフ』をご覧いただいてありがとうございます。

ここメルボルンはかなりの寒さになってきていて、今日は日中でも4℃という寒さ。加えて雨続き。。。
日本はこの時期暖かくて良い季節かな。梅雨の時期とはいえ、暖かいのは助かります。


今日は制服について。


ここオーストラリアは小学生から制服を着用します。


こんな感じ



中学生、高校生ももちろん制服はあり、しかもみんなちゃんとした正装で学校へ行く。


学校の区分は、ザックリと『公立』『私立』『カトリック校』と分かれていて、特に『私立』『カトリック校』では、通学時に指定の制服のみ、プラス革靴という規制がある。日本も私立小学校は制服着用ですね。


海外の学校生活というと、割とラフな感じとか、自由奔放のイメージがあるが、そうでもない。


しかしその反面、ガールズは小さい頃からピアスの穴は開けていて、それは特に隠すわけでもないようだ。


靴も体育の授業がある時は、指定の体操服、スニーカーを履いていくが、普段はレースアップの革靴である。


これは伝統なのか、どうなのか、『小学校または中学校の最終年度の生徒が、最終年度の身分を示すために独自のジャージ、ジャンパー、またはジャケットを着用するのが一般的』出典:wikipedia


お国が違えば、色々異なる部分も多いが、毎日毎日なぜこんなに汚れる?!っていうくらい泥のついた革靴をせっせと靴墨で磨いている。


思い起こせば、母も毎朝父の革靴を磨いていた。


足元がスッキリしていると気分も違うだろうという母の思い。なのである。


ピッカピカの一年生とイースターホリデー最後のエッグハンティング

2012-04-15 | 学校生活
お元気ですか?

途切れ途切れのこの日記ももうすぐ7年目を迎えようとしています。
それと共に私のココメルボルンでの生活もかれこれ7年…
早い気もしますが、私にとっては日々がチャレンジで、辛く苦しいこともあり、楽しいこともいっぱいあり、の毎日だったような気がします。

これからもまだまだチャレンジャーでいたいなぁと思います。


日本では、新生活、新入学の季節。桜前線sakuraも日本列島北の方まで上昇中のようですね。

この4月、新社会人、新入学、新生活を迎えた皆さま、おめでとうございます。



うちの長男も晴れて、日本語土曜校で新一年生になりました。
3月末に卒園式が終わったと思って一先ずホッとしていたのも束の間、あっという間の入学式。


今年になって乳歯がどんどん抜けはじめ前歯2本はえかわり中&ちょっと緊張の面持ち…

日本の小学校で使っている教科書を配布され、メインは国語と算数のようですが、週一回の授業のみなので家庭での継続学習も必要だし、早速宿題もでていましたnotepencilset。 
                                           
                        

さて、この週末イースターホリデー最後に、恒例のエッグハンティングをしました。お天気もよく、気温も25,6度と暖かかったので子供達も(大人もbeer)とっても楽しめました。

前回(昨年)はまだ小さかったノア君も今回は、前線参加!

大きいピンクのエッグを掲げて自慢気




入学式の緊張もとけ、いつも調子に戻ったようです。


新学期とドラマと黒い革靴と

2011-02-04 | 学校生活
新学期が始まりました。

うちの長男も晴れて小学校準備コースへ入学です。

さて、少し前から旦那がまるでランドセルを買いにいくような意気込みで靴を買いにいかなくちゃな、なんて言っていましたが!?

靴屋さんへいくとあるある黒い革靴が…

何年かいてわかったけど、こっちの靴は、結構なお値段のものでもすぐダメになる、すぐへたる、すり切れる…、意外に安い靴の方がもったりすることが判明。

きっとすぐ履きつぶすだろうし、お値段も手頃なものを購入。

ジュリちゃんは「みんな、黒い靴履いてくるの?」ってちょっと心配していました。


さて、初日…
まずは机の上に名札と一緒にこんな手紙と内容物が。

~Dearest Parents
Here is a little 'gift'for you as you leave your precious one with me on the first day of school. As you hold this cotton ball in your hand,the softness will help you to remenber the gentle spirit of your child.
After you've gone home and dried your tears,make yourself a hot cup of tea.Put your feet up and relax.Remenber that together you and I will work for your child to be the best they can be.~
抜粋

と共に、コットンの小さなボールと、涙を拭く様のティッシュと、ティーバックがセットで置かれていました。

すっすごい!!!配慮だ。

持ち物等の配置が終わって周りを見回すと…いるいる、話には聞いていたけど、泣きはらして目が真っ赤なママ、すっごい晴れやかに入ってきて、妙に先生にベッタリでアピールしまくるママ、「いやーー、この子は6番目の子でねぇ、うちは8人子供がいるんだよ」って平然としてるダディ。

こちらの小学校は入学式という式典はないし、でも一応初日だし私はそれらしい恰好をしていったものの、大半の親御さんは、割とラフ。中にはT-シャツに、ビーサンだったりと多種多様。

メインの先生は、若い女の先生とサブにベテランっぽい年配の先生が。

ココの学校は家から車で5分とかからない、教室は昨年辺りから学校へ政府の助成金が出ているようで、新校舎で気持ちがいい。

クラスは15名で2クラス、男女はだいたい半々くらいのようです。

ジュリアスは、初日、教室に連れていったはじめの10分は周りをジィーーーと見回して様子を伺っていたようだけど、帰ってきてから「楽しかった?」て聞くと、もうお友達ができて一緒に遊んだらしい。

ほんの2秒で友達を作れる技を教えてほしいわ。


2月中の一ヵ月は、水曜は休憩の日で9時から1時までの短い時間なので、あっという間ですが、私としてはこれでちょっとホッとしたような、一番は本人が楽しんで学校へ行ってくれればなによりです。

ってことでやっぱりみんな揃って黒い革靴、制服は女の子のように可愛いワンピじゃないけど、大きい付属のリュックサックを背負って、僕頑張るよ!

ちょっとしたドラマと初めての事と、さすがに涙はしなかったけど、驚きや発見もありで私も楽しみな学校生活。(自分もそのくらいじゃないとやってけないしね^^)


ちなみに今日のお迎えの際、8人兄妹のお宅はなんと小型自家用バスでした。さすがっ!



カレンダーで指折り数えて迎えた初日


初日終了後、ホッとしたかな