皆さま、日々お疲れ様です。
さて、今日は前回の予告通り、オーストラリアの裁判所『Magistrates Court』へ行き、実際にヒアリングを行ったお話。
ちょっと重い話なので読みたくない方はスルーをしてください。
ただ、こちらに住む方々でこのような事に遭遇してしまった場合、私の事例が少しでも参考になれば幸いです。
納得いかないまでもサクッと反則金を払ってしまった方がと最後はちょっと思ったのも事実です。
ことの始まりは、昨年2023年10月でした。
そして、先日2024年9月のはじめにようやくコートヒアリングが終了しました。
その日は、朝のYOGAクラスへ参加した帰り道で、比較的主要な道路でDRUG/ALCOHOL検査をしていました。
さほど車も走っていなく、案の定『はいこっち〜』のラインへ回されました。
呼気検査をやらされ、こちらはなんの問題もなく終了しました。
そこには2人の警察官がいて、1人は呼気検査、もう1人は車内をジロジロと見回わしていました。
すると中央の7−8cmの深さはあるティッシュボックスが入る程の蓋の付いたコンソールボックスの中に設置してあった携帯電話の指摘をしてきたのです。
運転席からは携帯電話も画像も見えず、音楽は車のスピーカーから鳴っていましたが、家を出てから一切携帯電話には触ってもいないし、万が一見ていたのなら横向きになっていただろうし、画像が動いていたことも気づきませんでした。
呼気検査の後、もう1人の警察官が『車、前に停めて』と、待ってましたぁ〜の如く、どうやらその携帯電話が目に止まった様でした。
再度になりますが、画像は動いていたけど、実際見えてもいないし、携帯電話はかなり深さのあるコンソールボックスに縦向きに入っていたのです。(蓋が閉まっていればよかったのですがね)
この警察官が言うにはCradle(携帯電話の受台)に設置していないのは全て違反。らしい。
実際、こんな痛恨のうっかりミス、多くの人々もしてるんだろうけど隙をつかれました。
全くもって横柄な態度と、減点4点と、反則金なんと$577だそうです。
免許証を返された後、その警察官何も言わずに立ち去りました。
バックミラーに映る4−5m後方の警察官の背中に『終わったのか』と聞くと、一瞥し、ぶっきらぼうに『そうだ』と。
これだけの反則金を徴収するのならばそれなりの明確な理由が必要ではないのだろうか?
General rules for all devices
Drivers with a full licence can use a mobile phone or device to make or receive a phone call, use audio and music functions, use GPS navigation or use in-built driver assistance or vehicle safety features.
However, the device must be properly mounted or in-built to the vehicle.
While driving, riding or operating a vehicle, you must not:
- enter information, text, numbers or symbols (unless using voice control)
- scroll on the device - such as scrolling through text messages, social media, music playlists
- view text messages, social media, emails, websites or photos
- watch videos, play games or take video calls.
These rules apply to all kinds of mobile phones, devices and technologies, whether portable, wearable, mounted or built into the vehicle.
とにかくその警察官の態度もさることながら、処分内容にも納得がいきませんでした。
こちらでは、その処分に対して『異議申し立て』ができるので時系列に沿って事の成り行きを書き、添付資料(写真)を送付。
すると、1ヶ月くらいして裁判所でヒアリングに行くことが可能、または反則金を支払うかの選択する手紙が届きます。
その後召喚状が届き、対応した警察官は、全くもって嘘の理由を書いてきていました。
『私が運転中にダッシュボードで(携帯電話が剥き出しのまま)MusicVideoを再生していた。』と。
向こうも供述を引っ込めることはしない方向の様です。
最初からなんの期待もしていませんし、そもそも警察なんて嘘八百、そんなもんでしょ。とは思っていましたがここまでとは。
と言う事で、昨年末に今年の9月に行われる『Magistrates Court Hearing』の案内がきました。
なんと1年先ですよ。
念のため、この件について方向性を知るためにも弁護士に相談してみましたが、特に解決策もなく
下手すると追徴で反則金の他、更に$2000以上支払うケースもあるとのこと。でした。
その方の言っている感じからして、司法や警察にはこちらがいくら真実を主張したとしても無罪を勝ち取るのは無理でしょう。ともおっしゃっていました。
逆に弁護士などプロが発言すると『何言ってるの?』となってしまう様なので、『じゃ、素人っぽくとぼけて言いたいこと言ってみます』
更には、このケースは刑事事件になるので『PoliceCheck』に記録され記載される。とのこと。これは仕事上ちょっと更新の際に問題が出てきそうです。
なんだか色々と面倒なことが附随してきそうな感じに。
この弁護士との相談料も30分で$140、シティまでの行き帰り、ガソリン代…なんだったらもう反則金を払ってしまった方が良いのかもしれない。と思いましたね。
どうやら馬鹿高い勉強料になりそう。
実際、ヒアリングが開催される裁判所へ電話をし、『Withdraw』に出来ないか問い合わせしてみるも、この段階だともう無理。とのこと。
乗りかかった船、とにかくもうMagistrates Court Hearingへ行くしかない。
長くなりそうなので今回はこの辺で。
次回は…Magistrates Court Hearing (後半ー当日、法廷で編)です。最終的にどうなったのか?また遊びに来てくださいね。