作った折り紙
ベッド柵やボードに貼り付けた紙
16日から17日が、今までの記憶障害の中で一番最悪でした。
16日は、昼間も変でしたが、
夜は、来ないように頑張っていると言った矢先に、
首が落ちました。
気がつくまでに12分。
パルス後短くはなったものの、微妙に気がつくまでが長くなってきており、その内容も、パルス直前の翌日まで持ち越しの記憶障害に近くづいてきていることを感じていました。
17日、やはり昨日戻ってきていなかったまま眠っていたので、今朝起きても変です。
朝から、車椅子に乗って病棟を、回遊魚のように回り続けながら、♪すずめの学校♪を歌い続けます。
マグロちゃん2号だね!
と言うと、
「マグロちゃんは、Iちゃんだよ。」
う~ん、Mちゃんなんだけど・・・・。その後何度聞いても、Iちゃんの儘だった。
歩きながら、
誕生日は?
「5月13日」
昨夜は、2011年3月11日と言っていました。
妹の誕生日は?
「3月17日」
弟の誕生日は
「5月13日」
年齢は?
「18歳!」
首をかしげると、
「5歳?」
「8歳?」
生まれたのは何年?
「1998年昭和最後の年だよ。」
看護師さんが、今何したい?と聞くと、
「星座の海老座になるの!」
高校行かないの?
「高校は2浪までだよ。」
何で?
「ダックスフンドが言ったから・・・」
ダックスフンドは誰?
「?????」
今日は何月何日?
「9月13日」
間違えた昨夜と同じ日付だ。
何曜日?
「水曜日」
昨日は間違えていたが、今日は合っている。
急に、
「お風呂にお父さんが一緒に入ってくれないんだよ。一緒に入りたいのに・・・・」
住所は?
「群馬県○○市××町***」
それは、前の住所でしょ、引越ししたよね。
「引っ越してここだよ。」
看護師さんが引越ししたんですか?
本当はその間に別の住所が入るはずなんですけれど・・・・。
夜になっても住所は間違っていた。他は、何度も訂正しながら質問するうちにあってきた。
夜、入院患者さんみんなでディルームで談話する。
みんなに、治療頑張れと励まして貰った。
夜は、やはり眠らないと頑張るドロ。
ラインは眠くなるから、遊ぶと言う。
何して遊ぶの?
「折り紙」
しばし折り紙につきあって、
その後
食札の裏に、
自分で、名前や関係をひらがなと漢字で書いた。(書けた!)
○○さんは?
と聞いたりしたが、
自分のお気に入りと言うか、忘れたくない人だけを書いて、ベッド柵に貼り付けた。
昨日、一昨日で、私が、家族の名前と先生の名前だけ、何度も聞いて書かせたものを忘れて欲しくないのでベッド柵やヘッドボードに貼り付けた。
それを自分で真似して、書いて貼り付けた。
本人も忘れたくないし、忘れていく自分が怖いんだろうね。
決して、涙は見せない子だけれど、
彼女自身の対策なのだと感じた。