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原田正純さんの生き様に学ぶ!・・・自戒

2012年06月14日 15時37分11秒 | ⑯不合理・非条理の世界を撃つ!(政治・行政/新聞報道斜め読み)

   当時の医学で胎盤は化学物質を通さないとされていたが、胎児性水俣病の存在を立証し、第1回国連人間環境会議に胎児性患者らと共に乗り込み、公害被害を世界に伝えた方。 

   農民から学ぶことをモットーにした田中正造(足尾鉱毒事件)の生き様に学び、水俣では徹底して現場に足を運び、当事者とともに悩み、生きる姿勢を貫いた原田正純さん。 

『真の文明は 山を荒らさず 川を荒らさず 村を破らず 人を殺さず』 (田中正造)

『公害が起きたおきたから差別が起こったわけでなく、公害は差別のあるところにしわ寄せされる』 (原田正純) 

『環境汚染の影響を真っ先に受けるのは、子供や年寄りなど弱い、生理的弱者だということです。  専門家は言いっぱなしで責任を取ろうとせずにきた。  そしてチッソ関係者は、原因が明らかになることによってチッソが不利益を被ると思い、協力でなくむしろ妨害さえしてきたのです。』 

 ・・・ この様に叫びつつ、胎児性患者に寄り添って生きてきた原田氏が、6月11日急性骨髄性白血病のため77歳で亡くなられたとの報道を聞いた。 

現在の原発事故(事件)及び今後の放射能汚染の拡大を思う時、国会議員の発言やマスコミ報道に、新たなる憤りと併せて、自戒の念もいや増し・・・思うところ多々也。 

  塗炭の苦しみに喘ぐ民衆の中に分け入って事件の本質に真正面から向い、戦い続けた先人達の言葉に学びつつ、且つそのご苦労を偲びつつ ・・・ 合掌。 

                 (西日本/毎日/熊本日日新聞記事より一部文言抜粋。) 

  尚、以下のWEB情報も参照くださ~い。

  http://www.sanshiro.ne.jp/activity/01/k01/schedule/5_11a.htm