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“ 成否を誰かあげつろう ”  私本太平記

2014年10月15日 03時05分27秒 | ⑮読書&映画(所感)

2014年10月15日(水) 03:00 起床。

  昨夕、20数年振りに、余りにも懐かしき友、現る。 糸島の我が家まで、態々立ち寄ってくれ、約1時間15分程、歓談。

  「霧島会」のメンバーである。 その折の名簿をいただき拝見。 当時、私は38歳。 若き高校生だった頃の皆の一人ひとりの顔が思い浮かび、感無量となる。 

現在は、経済界や会社のリーダー的存在の人有り。 政界の地方議員や国会議員のメンバーも居る。 或いは、教育界で教師や教育員会、或いは弁護士として活躍するメンバー。 地域貢献に、地道に粘り強く戦う友が居た。

  深夜、「私本太平記(五)」を拝読。 楠木正成に続き、足利尊氏と新田義貞が愈々、決起する場面が続く。 1時に就寝。 その後、「霧島会」での出会いの数々の夢を見る。 涙が出る様な想いに駆られ、3時に目が覚める。

  正しく、“十年一剣を磨く”が如き想いで戦わんとしていた、当時の高校生だった頃の皆の顔と、先生のお姿が走馬灯の様に、思い出され、且つ今も厳然と戦い、成長した友の姿に嬉しさが込み上げてくる。

思えば、幾度の出会いと思い出を築かせてもらった事だろう。 福岡、富士、ハワイ、サンジェゴ、東京、熊本、そして霧島と。 若き日々の薫陶のお陰で、今の自分の生様と志とが確立されてきた事は、間違いない事実である。

 知識を未来に活かすを「見識」と言い、
 「志気」が加わり「理想」が生まれる。
 更に決断が始まるを「主体性」と言う。

 物事は、目先で見ず長い目で見よ!
 一面ではなく反面で見よ!
 枝葉でなく根元で考えよ!
 人は創造のエネルギー得た時、自ら動き出す。 ・・・とか。

  「大樹の陰で生きるくらいなら一生雨に打たれようぞ」・・・(武蔵)

  「死んだ後の業苦に思いわずらうな!
  目前の安楽は一時のしのぎと知れ!
  100年の時は、一瞬に過ぎない!  」
・・・(松陰)

 残る人生、5年程か?
 何を躊躇う事やある!
 只、己が志と夢の実現に直走るのみ!
 正しく“成否を誰かあげつろう”の心境である。 

 楠木親子の人生と霧島会のメンバーに想いを馳せて、・・・ ここに記す。