郡山市街地の北部に位置する八山田地区は、急速に開発が進む新興住宅地である。
緩やかな丘陵には新しい家々が整然と並ぶ。
瀟洒な造りの飲食店も点在する。が、町の一員として、気負わず、奇をてらうでなく、かと言って風景の中に埋没するでもなく、街並みのなかでごくごく自然に佇んでいる。
レストラン「エル・マール」は、郡山北工高校の道路向かいにある。
ここは佇まいだけではなく、料理も自然体だ。つまり、奇をてらわず、いじりすぎず、うまい。
「イタリアン&フレンチ」とあるが、最大の特長は「健康に良い食事」。
介護施設やリラクゼーション施設から保育園までも併せ持った「エル・キューブ」の一角にあり、なによりも「健食」を標榜している。
料理人のほかに、関連施設の医療スタッフも料理作りに参画しているらしい。
先日、家族3人でランチを食べに行った。サラダ、スープ、パスタ、デザート、飲み物のセットで1200円。
メーンのパスタは、私はオマール海老のトマトスープパスタ、妻はペスカトーレ、息子はカルボナーラ。
薄味で、かといってあやふやな味ではない「しっかりとした薄い味」。すべてのパスタがそうだった。
体に良いと、本能的に分かる味。
何かの本で読んだのだが、ヒトの味蕾はまず甘い味を覚えるらしい。生命維持に必要だからだ。
次に苦い味を覚えるらしい。体に害があるものをすぐに吐き出すためにらしい。
そうして、成熟した味覚が欲するのが薄味ではないだろうか。体にも脳にも良い味。
水そばが分かって、はじめて「そば食い」。
「エル・マール」には、そば職人に勝るとも劣らない、食べる人思いの姿勢を感じる。
とにかく、うまい。
緩やかな丘陵には新しい家々が整然と並ぶ。
瀟洒な造りの飲食店も点在する。が、町の一員として、気負わず、奇をてらうでなく、かと言って風景の中に埋没するでもなく、街並みのなかでごくごく自然に佇んでいる。
レストラン「エル・マール」は、郡山北工高校の道路向かいにある。
ここは佇まいだけではなく、料理も自然体だ。つまり、奇をてらわず、いじりすぎず、うまい。
「イタリアン&フレンチ」とあるが、最大の特長は「健康に良い食事」。
介護施設やリラクゼーション施設から保育園までも併せ持った「エル・キューブ」の一角にあり、なによりも「健食」を標榜している。
料理人のほかに、関連施設の医療スタッフも料理作りに参画しているらしい。
先日、家族3人でランチを食べに行った。サラダ、スープ、パスタ、デザート、飲み物のセットで1200円。
メーンのパスタは、私はオマール海老のトマトスープパスタ、妻はペスカトーレ、息子はカルボナーラ。
薄味で、かといってあやふやな味ではない「しっかりとした薄い味」。すべてのパスタがそうだった。
体に良いと、本能的に分かる味。
何かの本で読んだのだが、ヒトの味蕾はまず甘い味を覚えるらしい。生命維持に必要だからだ。
次に苦い味を覚えるらしい。体に害があるものをすぐに吐き出すためにらしい。
そうして、成熟した味覚が欲するのが薄味ではないだろうか。体にも脳にも良い味。
水そばが分かって、はじめて「そば食い」。
「エル・マール」には、そば職人に勝るとも劣らない、食べる人思いの姿勢を感じる。
とにかく、うまい。
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