アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

エル・マール

2008-11-06 | Weblog
 郡山市街地の北部に位置する八山田地区は、急速に開発が進む新興住宅地である。

 緩やかな丘陵には新しい家々が整然と並ぶ。

 瀟洒な造りの飲食店も点在する。が、町の一員として、気負わず、奇をてらうでなく、かと言って風景の中に埋没するでもなく、街並みのなかでごくごく自然に佇んでいる。




 レストラン「エル・マール」は、郡山北工高校の道路向かいにある。


 ここは佇まいだけではなく、料理も自然体だ。つまり、奇をてらわず、いじりすぎず、うまい。





 「イタリアン&フレンチ」とあるが、最大の特長は「健康に良い食事」。


 介護施設やリラクゼーション施設から保育園までも併せ持った「エル・キューブ」の一角にあり、なによりも「健食」を標榜している。

 料理人のほかに、関連施設の医療スタッフも料理作りに参画しているらしい。




 先日、家族3人でランチを食べに行った。サラダ、スープ、パスタ、デザート、飲み物のセットで1200円。

 メーンのパスタは、私はオマール海老のトマトスープパスタ、妻はペスカトーレ、息子はカルボナーラ。

 薄味で、かといってあやふやな味ではない「しっかりとした薄い味」。すべてのパスタがそうだった。

 体に良いと、本能的に分かる味。




 何かの本で読んだのだが、ヒトの味蕾はまず甘い味を覚えるらしい。生命維持に必要だからだ。


 次に苦い味を覚えるらしい。体に害があるものをすぐに吐き出すためにらしい。


 そうして、成熟した味覚が欲するのが薄味ではないだろうか。体にも脳にも良い味。





 水そばが分かって、はじめて「そば食い」。


 「エル・マール」には、そば職人に勝るとも劣らない、食べる人思いの姿勢を感じる。


 とにかく、うまい。
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