アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

保育参観だったのだ

2008-07-02 | Weblog
 「うわぁ、本当に息子さんとそっくりですね!」


 保育参観の日、息子の組の教室の前で、どこかのお母さんに言われた。初対面である。

 私の顔を見て、相当にウケている。


      ◇


 厳密に言えば、息子が私にそっくりなのだ。私が息子にそっくりなのではない。順番からいって。


      ◇


 まぁ、しかし、気分は悪くない。


 息子が赤ん坊のころは、本当にだれからもそっくり似ているといわれた。


 スーパーのレジ係の人に言われたり、散歩中にすれ違った人に唐突に言われたり。

 本人同士は、明らかに違う個体なのだが、周囲から見ると、やはり同じ遺伝子を共有しているとすぐ分かるらしい。


      ◇


 そっくりであることは、うれしい。しかし、外見だけにしたいものだ。


 私の人生を辿ってはほしくない。


      ◇

 自分のような人生を辿ってほしくない、とほとんどの親が思っている。

 自分の辿った道よりもっと上を望んでしまう。


      ◇

 つまり、親自身が自分の人生に満足感を得られていない。


 確かに、自分の人生に満足しているなんて、現役世代ならば相当に不健全だ。



      ◇

 ただ、だからこそ、子どもへの期待や要求が過剰になってはいけない。


 自然な死を迎えるまで生き抜いていく逞しさ。いちいち挫けない精神と体。


 そのあたりを得てくれれば。


      ◇


 親の子に対する過剰な期待や要求は、家族も、周囲も、不幸にする。



 忘れないようにしないと。
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