現在7月13日午後11時。W杯サッカーの決勝まであと数時間。
ヨーロッパよりは南米の方が好みだが、どちらにも栄光を勝ち取ってほしいーといった気持ちもある。
この試合まで昇りつめてくるチームって本物の強国だなと感じる。ここまで来る2チームの人たちって、本当に努力してきた人たちなんだろうなぁ。
本当に誇り高い人たちなんだろうなぁ、と感じる。
世界で最も人気のあるスポーツの、最も盛り上がる大会の、その頂上の試合。なにしろ楽しみだ。
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日本チームには残念な大会だった。が、内田選手や長友選手の試合後会見の涙には心打たれた。本当に努力したんだろうなぁ。
スポーツで大の大人が泣くほど悔しがる姿を見るのは、ロッテとの最終戦で時間切れ引き分けで優勝を逃した近鉄ナイン以来だろうか。
それに、試合の成績では残念な大会だったけど、誇らしい大会でもあった。
きょうの新聞、スポーツ面ではなく、国際面に日本をたたえる記事が載っていた。
試合後にスタンドを掃除する日本人サポーターの姿を各国のメディアが取り上げ、世界は賞賛を日本人に向けてくれた。
大会主催者は、大会後に最優秀選手や得点王などと一緒に、日本人サポーターも表彰するらしい。それくらいに称賛に値する行動だったのだ。
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3年前にも、似たような気持ちになった時があった。
東日本大震災の後、規律をもって行動する日本人の姿が報道され、「ハーバード白熱教室」で知られるマイケル・サンデル教授は「欧米人は日本人から学ぶべきことがまだまだたくさんある」と述べて日本人を高く評価した。
中国の知人は、空き缶をほかのごみときちんと分別して捨てる日本人の子どもの姿に感動し、「大人でもポイ捨てをする中国では考えられない。中国は日本に学ばなくてはいけない」と話してくれた。
「火病」や「声闘」といった行動をとる朝鮮半島の人とも、外見は似ているが、世界からは差異のある人々であると評価してもらっている。
日本人であることを誇りに、そして幸福に思う。そんな思いで見た今朝の新聞であった。
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きのうから今日にかけて息子が宿泊訓練に行っていた。
息子は帰宅すると、「お父さん、1日ぶり」と跳びついてきてくれた。夜、寝床で紙片をくれた。「かたもみ券」と表書きがある。
全力で子育てしてきた自負がある。自分なりの誇りと幸福の詰まった「かたもみ券」であった。
財布のクレジットカードよりも奥のポケットにしまった。
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