まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.470 『ごちそうさん』の原石たち

2016-05-04 23:39:43 | 日記
おはようございます。


あさの連ドラ『とと姉ちゃん』、ここで取り上げるのは今回が初めてですが、もちろん初回からずっと見ています。ただ前の『あさが来た』と比べるとどうしてもエンジンがかからない感じと言うか、正直面白くないと言うか、まあこれは予想されたことなんですが。

さて、今日(4日)の放送では鞠子の制服の事件が解決し、それを着たかったと言う富江が一日休みをもらって常子と街へと繰り出す、ザックリと言うとそんな感じの話でした。富江が制服を盗んだとして謝る森田家の人々に対して常子は富江が女学校に行きたかったと説明、これには富江自身も驚いてました。その辺りは常子の早合点だと分かって小橋家の方は楽観的でしたが、森田家の方は結構気にしている様子、多分テレビを見ている人たちも富江の本音はどうなのだろう・・・と思うところ。その件については彼女が糠床が気になって帰ってしまったと言うことで解決、富江の本音もわかり、森田屋の面々もテレビを見ている方もスッキリとした感じで制服事件は終わりました。
富江役は川栄李奈、元AKB48で『AKB48SHOW』では



でお馴染みでした。「よっ、総監督!」「まだやがな~」のコント面白かったなあ、この前久しぶりにこのコントやってたけどやっぱり川栄がいなきゃダメやなあ、何より横山が乗ってなかった、って何の話してんねん。今回のドラマではそんなAKB時代の天真爛漫なキャラは抑えて、少し控えめな感じの女の子役です。今日のドラマの流れでは富江も女学校行きたいんやろうな・・・って常子と同じ考えを持ってしまったが、その辺りはうまくNHKに乗せられた感じでした。
しかしこのドラマ、この先面白くなっていくのでしょうか?この後は戦争に入って行ってまた大変な時代になっていくわけでしょう、常子のあのうざいと言っていいくらいのキャラクターがどのように戦争を乗り越えていくのでしょうか、って乗り越えなければ第1話の場面につながらないか。まあ気楽に見届けてみようとは思っています、ただこのドラマの前の『てるてる家族』がやっぱり面白すぎるわ、どうしてもこちらが見劣りしてしまうのは仕方ないところか。


さて、糠床と言うと思い出すのがこのドラマ↓↓↓



亡くなったお婆ちゃんが糠床となって、ナレーションを努めていました。ナレーションと言っても主人公を押し上げるんではなく、「少々、調子に乗っておりました」とか「ていのいいカモにされていました」とか結構ブラックなことも言っていたし、水を入れられたり捨てられた時は助けを求めて叫んだり、「べにこ~」と変な名前を付けられた時は不満がったり、空襲で行方不明になった時はドラマからナレーションが消えてしまったりと、糠床のくせに結構大活躍していました。



実はこの『ごちそうさん』と言うドラマ、自分(一人称)は始まった時は「全然おもんないな~」と思いながら見てました。何よりも主役の杏が苦手だった、何で今更杏なんだ、もっと若手の人でも良かったんじゃないの~ってな感じで。


(奈良交通にはこんな名前のバス停があります)

ドラマが面白くなるには何らかのきっかけがあると思うのですが、このドラマで言うと西門悠太郎役の東出昌大かな、何か物凄い台詞棒読みって感じでこいつ大丈夫か・・・と思いながら見ていたが、キャリア十分の杏との演技合戦がうまく化学反応した感じで面白く感じるようになってきた。大阪編に入ってからは強烈なキャラの人が多く出てきて、年が明けてからは主人公のめ以子が大阪弁になって完全に大阪のオバちゃん化して、毎回見るのが楽しみなドラマになっていた。杏がうまい具合に標準語から大阪弁に切り替えた辺りはお見事と言った感じでした。
さすがに戦争時代は見ていて気が滅入るシーンもあったが、終戦後の復興の様子などもこのドラマらしい切り口で見せてくれてなかなか良かった。戦後すぐに再開されなかった高校野球、こんな時代に学生が野球やってたらアホんなる・・・とホントに言ったかどうかは分からないが、再開に当たってはこのような地味なエピソードもまあありかと言った感じで見ていました。

主役の杏はもうお馴染みの人で特に新鮮さはなかったが、朝ドラはこれからの活躍が期待できる若手の原石がたくさん見ることができるのもまた楽しみのひとつです。
東京時代の幼馴染源ちゃん役は和田正人、このドラマの後でTBSの感謝祭では大活躍で見事優勝しました。最初に見たのは『非公認戦隊アキバレンジャー』でレッド役をやってました。室井役の山中崇、山中って名字の俳優さんは結構多く名前と顔が一致しなくてこの人もその中の一人、ボサボサな頭で冴えない感じのキャラはこの人の代名詞と言う感じだったが、『のだめカンタービレ』に出てたんですね、Aオケのコントラバスで桜といっしょに演奏していました。竹元教授役はムロツヨシ、今はもうお馴染みって感じですが、出てくるたんびに感じるウザさはこのドラマでも健在、たまに何か叫んでいるシーンがありましたが、テレビの字幕も「○△□※☆・・・」ばかりでした。
西門希子役の高畑充希、『焼氷の唄』で覚醒しはったんでした、怖いお姉ちゃんにも辛辣なことを言う辺りはめ以子に感化されたと言ったところでしょう。彼女、このドラマの後はいろんなドラマで見るようになりましたねえ、ってかもう見飽きたわ、『Q10』の頃は可愛い子やな~と思ってたんやけどなあ。め以子の娘、ふ久役の松浦雅、あまり見ることはないのですがこの前関テレで夜中にやってた『GTO』の再放送、第1話では彼女がメインのストーリー、一番最初に鬼塚とダチになる役でした。一方で大活躍なのが弟の泰介役の菅田将暉、すがたしょうぐんではありません。家族思いで実直な性格、戦争時代はめ以子を助けて奮闘する姿はなかなか印象的でした。このキャラの印象があるせいか今の月9でやってる役は何か違和感がありますな、映画でもいろいろなキャラを演じているわけだからこの先も芸達者ぶりを見せて行ってほしいところです。
悠太郎役の東出昌大はこの前の朝ドラでも出演していて連続だったのですが、今回はガッツリの主人公の相手役、しかし最初に見た時にはさっきも書いた通りの印象でホンマ大丈夫かな・・・と思った。ただそのへたっぷり(失礼!)が彼の持ち味かも知れない、この後に出た『花燃ゆ』でも台詞を喋る時は相変わらずそんな感じでネットでもいろいろと言われたりしていたが、それはそれと言う感じで久坂玄瑞というあまりメジャーでない人物に彼なりの思いで息を吹き込んでいたように思います。このドラマがきっかけでその後杏と結婚、大河では井上真央と結婚する役、CMでは上野樹里とも一緒に出てたな、美味しいとこどりやなあ~。
ドラマの話になったらやっぱり長くなってしまうなあ、僕の悪い癖。次回はまた走りの記録をお伝えさせてもらおうと思います、てなことで今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。       まちみち

No.469 平城宮跡

2016-05-04 08:04:35 | 写真
おはようございます。





GW真っ最中と言うことで、このところの休日はいろいろと走り回っていたので更新が滞りがちになってしまいました、来てくれる方も少なくなったのは仕方のないところです。休んでばかりでは何なので、今回は平城宮跡の写真をいくつかをズラリと並べてました、まあ、困った時の平城京・・・と言う感じですわ。











いきなり季節感のない写真ですが、奈良でも雪の積もる日はあります。上の3枚の写真は2008年のものですが、ちょうどこのころはドラマ『鹿男あおによし』をやっていた頃で、ドラマの設定では神無月(10月)なのに雪の積もった奈良の風景も見ることができました。このドラマの主人公が務めていた学校のあった場所が平城宮跡にあったが、もちろんそんな場所はここにはなく、都の跡の場所には大極殿がデ~ンと建つだけで360度見渡す限りの広っぱです。そしてその都の跡を東西に貫く近鉄奈良線、「My鹿です、先生」や最終回の鹿が主人公の乗った電車を見送るなどの名場面を演出してくれた場所は、観光地の景観をぶち壊しにするどころか最高の演出を引き出してくれた所でありました。今でもここから電車を撮影する人は多く、もう奈良の名所の定番と言ってもいいくらい、これならここに京奈和通してもいいんでは・・・とも思うのですが、それとこれとは違う話か。







雪の風景、朝の風景と来て、次にお送りしたのは秋の秋桜が咲き誇る風景。夕方に近い時間で西に傾いた太陽がいい演出を引き出してくれました。よく言われることですが奈良は夜が早くて、いや、時間の進みが特殊と言うことではないんですよ、日が暮れると商店街は草々にシャッターを閉めてしまうので暗くなってしまうと寂しい町になってしまいます。だから夕暮れ時と言うのが一番寂しく感じるなんだよな~、日が西に傾くと奈良の時間が終わってしまいそうで。平城京跡は東に若草山、西に生駒山を臨み、他には風景を遮るものは何もない所、世界的観光地であって神社仏閣を珍しがって来てくれる人たちにとっては何もなくて退屈に感じられる所かも知れませんが、この場所こそが奈良なんです、と言っても過言ではないでしょう。

それではここからはつい最近に撮った平城京の風景をギュギュッとまとめて↓↓↓














平城宮跡を巡った後は都がこの地にあったと言う跡をいろいろとたどって行こうと思います。とは言っても昔は碁盤の目のように展開された町の並びも今はそんな形跡は全くなし、それでも何か見つけられたら、と思いながら巡ってみました。その話はまた次回にお送りすることとして、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。      まちみち