まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.481 御堂筋

2016-05-14 19:24:39 | みち
おはようございます。





大阪の中心部を南北に貫く御堂筋、難波と梅田と言う大阪の2大ポイント、その間には心斎橋、本町、淀屋橋とこれも大阪の中心地にあっては重要な場所、そこを結ぶ道だけあって御堂筋はもう大阪のメインストリートと言った感じです。今回はその御堂筋を難波から梅田を目指して走って行きたいと思います、一気に走れば20分もあれば走り切れる道ですが、途中には信号が多く大きな通りもあり交通量も多いのでゆっくりと巡って行きましょう。







まずはミナミ、難波の風景、人も車も多いのは当たり前のこと、写真1枚目にあるのは南海なんば駅、その他に近鉄、地下鉄にも難波駅があって交通の一大要所となっている所。JRにも難波駅があるのですが、そこだけはこことは離れた場所にありまるで仲間外れと言った感じ。南海なんば駅の駅舎は南海ビルと言う名目の登録有形文化財なのですが、これについてはまたの機会にお伝えすることとして、ここから北へと進んで行きます。
阪神高速の下を越えて少し雑然とした歩道を進むと間もなく写真3枚目、4枚目にある道頓堀橋。いわゆるひっかけ橋と言うのは3枚目の少し向こう側に見えている橋です。昔は吉本の2丁目劇場があった所で、昔は松本人志と今田耕司が多くのファンに囲まれて歩いているところを見かけたこともあります。写真4枚目に見えているのはひっかけ橋にお馴染みの風景のグリコの看板、そう言えば昔、この看板のモデルはどんな人だったのかと言うのを『エンドレスナイト』でやっていたことがあった、何でも昔オリンピックにも出たことがある東南アジアの選手だったと思うがもう忘れちまったわ。







北へと進んで心斎橋の大丸の前を過ぎると長堀通の交差点、ここを過ぎるとミナミの喧騒も途切れ、いわゆるビジネス街の風景へと変わってきます、と言っても道の両側を厳つい感じのビルが建ち並ぶ殺風景な風景ですが。そんな無味乾燥な景色に落ち着きを与えてくれるのが、ズラリと御堂筋を飾る大阪の木に選定されているイチョウの並木道、大都会の真ん中と言えども緑があると言うのは何ともいい感じです。
更に先へと進む南御堂前を通り過ぎて中央大通との交差点へとたどり着く。高速の真下にあるのが船場センタービル、中央大通を走るとこの商業施設が堺筋から四ツ橋筋の手前まで高速の下敷きにあるように続いている。この通りの下を通っているのが地下鉄中央線、御堂筋線との乗換えとなる本町駅は東西にセンタービルの真下にホームがあって、四つ橋線の本町駅との乗換駅にもなっている。地上を歩くと結構距離が長く感じるのがホームとなると端から端まででさほど距離も感じなくなる、不思議な感覚にとらわれる。






以前、文化財巡りで淀屋橋界隈を巡った時に寄ったことがある大阪瓦斯ビル、その時は見つけられなかった登録有形文化財のプレートが御堂筋に面する所にありました。本町~淀屋橋間はオフィス街とは言っても歩道にはアートな作品が展示されていたり、明治、大正、昭和初期の雰囲気を感じることができるモダン、レトロと言った言葉が似合う建築物が多い所、その辺りはここでも登録有形文化財巡りで何度か紹介させてもらいました。しかし道の両側に高いビルがズラリと並んでいると前方は視界は狭く、この時の走りは朝早い時間だったので太陽の光は高いビルに阻まれて差し込んで来ず肌寒く感じる。その日差しが右の頬を突いて来るのはまるで規則正しく並ぶかのような信号機のある所、人通り、車の通りは少なくても赤信号では止まること、それは相棒と走る時との絶対的約束・・・ときれいごとを言ってもこう度々赤信号で待たされるとイライラしてくる。








ビルの通りを抜けて視界が開けた所が淀屋橋、渡る川はもうお馴染みの土佐堀川、こんな朝早い間だと

「あさ~の空をみあ~げて、きょ~と~言ういちゅにちゅが~♪」

と口ずさみたくなる、今の宇多田ヒカルのは何か馴染まないなあ。写真3枚目、橋の途中で西の風景を撮ったものだが、乱立するビルの中にあって大同生命のビルは異彩を放っている感じもする、まあ色目なんですがねえ。右手にはこの前まで橋下がやりたい放題していた場所、左手には元は五代様が住んでいたと言う所を通り過ぎた後、今度は堂島川に架かる大江橋を渡る、この二つの橋は共に重要文化財に指定されている。
ここを過ぎるとまたビルが建ち並ぶ道、車の量もますます増えてくる、やがて到着したのが梅田新道交差点。この交差点を横切る道が曾根崎通りで、ここを境にして東に国道1号線、西に国道2号線が東西の拠点へと向かって行く。御堂筋はこの先のJR大阪駅前の阪神前交差点まで通じているが、この時はこの後神戸まで走る予定なので、この交差点を左へと進んで行くことにする。そう言えばこの交差点の一角だったんだな、国道1号線の道路元標があったのは、それを見逃してしまうなんて僕としたことが・・・、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち